第三十九話 ページ42
いきなり真剣な顔つきでそう言ったシンタロー。
驚きを隠せないが、シンタローが私の事を思って言ってくれたにすぎない。
A「……うん、分かった。」
しばらく沈黙を置いた後、私はゆっくりと頷いた。
前にもこんな事を言われた気がする。
『___無理すんなよ』
脳内で似たような言葉が響いた。
なんだか、こんな事を言われると、焦ってしまい、うまく対応できない。
そう考えると、自分が何だか無性に悔しくなる。
シンタロー「あー、…A。コノハ、布団かけなくていいのか?」
シンタローに突然話しかけらて、私の思考は今まで考えていた逆方向に向かいだした。
そういえば、数分前にキドに言われた事がしばらく忘却の彼方へ飛んでいた。
A「あーーー!忘れてたーーー‼」
シンタロー「おまっ、騒ぐなよ!近所迷惑だろ!」
思わず大声を出してしまった。
A「あっ、ごめん。さて、かけなくちゃ…って、お風呂冷めちゃう!」
シンタロー「お前はいいから、先入って寝てろ。コノハの布団は俺がやっとくから。もうすぐ10時半だぞ?」
A「いや、まだ寝れない。」
シンタロー「寝、ろ‼」
A「承知しました。」
シンタローに押され、風呂場へ向かう事にした。
このシチュエーションはどこかでもあった気がするのは気のせいだろうか。
A「じゃあ、また後で会うかもしれないけど、とりあえずおやすみー。」
シンタロー「おう…おやすみ。」
シンタローに軽く手を振り、リビングを後にして、お風呂場に向かった。
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作者名:Madicc | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/redwhite/
作成日時:2013年12月3日 11時