第三話 ページ5
シンタローSide
前をふと見ると、少し挙動不審気味の女が携帯を見ながら同じ場所をウロウロしていた。
様子からして、迷っているのだろう。
エネ「おおうっ…!」
シンタロー「エネ?どうした?」
エネ「ご主人‼あの子めちゃくちゃカワイイじゃないですか‼しかもご主人と同じ年頃ぐらいの‼助けたらきっといい事あるかもしれませんよ‼」
シンタロー「んなわけねえだろ!こんなときに限って…」
エネ「あれ?助けないんですか?」
シンタロー「いや、まだ俺一言も言ってねえから‼」
エネ「じゃあ助けるんですか?」
シンタロー「いや…でも…ちょっと待て。まだ心の準備とかもあるし、人を助けてもどうすればいいか…」
困っている人を助けるのが普通だが、コミュ障な俺は答えをどうしても渋ってしまう。
エネ「ではご主人に問いますよ?
ご主人はあの女の子を助けたいんですか?」
シンタロー「え?いやまあそうだけどさ…」
エネ「だけどなんですか‼」
俺にどうしろと言うんだ、エネ。
シンタロー「いや、だから…」
エネ「じゃあ強制選択式です‼
これではっきりして下さい!
1. はい
2. Yes
3. Да
どれですか⁈」
シンタロー「全部同じじゃねえか‼ていうかなんで最後ロシア語⁉」
エネ「いいから早く助けに行ってあげてください‼時間のムダになりますよ⁈」
シンタロー「ああもうわかったよ!助けに行けばいいんだろ⁉」
こんな無茶苦茶な会話をエネとしながら、俺は前にいる女を助けに行くことになったのだった。
どうでもいい話ですが、選択肢の3つ目、「ダー」って読みますw
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作者名:Madicc | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/redwhite/
作成日時:2013年12月3日 11時