【カゲプロ】信じ合えば、きっと。 (ページ37)

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第三十四話ページ37

全員が食べ終わった後、お風呂が交代制なので、私はそのままリビングで数人と待機した。

キド「Aはデパートでは無事だったのか？」

A「うん。まあ、ほとんどシンタローとコノハのおかげなんだけどね。」

今、私たちはデパートでの出来事や、目の能力について話していた。

カノ「そうかあ。で、本題に入るけど、Aちゃんは能力を持ってるんだよね？」

A「まあ…持ってるよ。」

カノ「その能力って体力使うの？」

A「なんで？」

カノ「だって、帰ってくる時にAちゃんおぶってもらって…いや、ごめんってば！」

再び拳一つを挙げるだけで一蹴。

キド「まあ、体力を落とす事は確実なんだな。」

A「うん、まあね…。」

キド「という事は、Aもカゲロウデイズに接触した事か？」

A「そうだよ。結果的にはね。」

カノ「ふーむ。何ていう能力かは解る？」

A「まあ、自分で名前を考えたのなんだけど…。主に体力を使うのが『目を壊す』能力。」

カノ「どんな感じ？使ってみてよ。」

A「ちょ、ダメだよ！目を合わせた人全員失神するって！しかも私体力減少するから！」

カノ「あ、そうだったね。ごめん！」

キド「全く…。で、それがAの能力なのか。」

そうキドが問いかけるように納得した後、

コノハ「あ、あの…。A。」

先ほどまでボーッと様子を見ていたコノハが、急に口を開いた。

A「どうしたの？コノハ。」

コノハ「あの時、シンタローと何か話してたの？」

相変わらずコノハはゆっくりと私に問いかける。