第三十二話 ページ35
カノ「お、Aちゃん帰ってたのかー!おかえり!」
見ると部屋の奥の方から、カノが出てきた。
A「うん、ただいま。」
カノ「荷物、部屋に置いておいたからねー。あ、ちょうどよかった、部屋を案内するよ!」
A「わかったー。」
私はカノの後に着いていった。
辿り着いた部屋は、いかにもインテリア店などにありそうな、シンプルな感じの部屋だった。
部屋の片隅には、カノとコノハが運んでくれたであろう荷物が置いてあった。
カノ「まあ、何もない部屋だけどね。自由に使ってくれて構わないよ。」
A「オーケー。というかカノ。」
カノ「うん?どうしたの?」
カノは相変わらずの笑顔で聞き返す。
私は携帯をカノの方に突き出した。
A「この送信されてきた画像は一体誰が撮ったの?」
その映っている画像はデパートの帰りの私が写っている写真。
カノ「僕だよ?」
A「お前だったのか。」
カノ「暇を持て余した」
A「神々の」
シンタロー「言わせねーよ!」
カノ「おや、シンタロー君。」
A「シンタロー、いつからそこにいたの?」
気付いたら、シンタローが私のパソコンを持って、部屋の前に立っていた。
シンタロー「ついさっきだよ…。何やってんだお前ら。」
A「ただのおふざけ…っていうか写真撮られたらかなり問題あるじゃん‼今すぐ消して!」
カノ「えー?可愛いのになー!シンタロー君も欲しい?」
シンタロー「お、俺は別に…。いや、やっぱり下さい。」
A「ちょ、何勝手に交渉してんの⁈」
カノ「Aちゃん待ち受けにしていい?」
A「え?もう一回言って?」
カノ「ちょ、ごめんごめん!ふざけすぎたよ!悪かったから拳下ろして!」
私の威圧感により、おふざけタイムは終わりを告げた。
シンタロー「A、パソコンってどこに置けばいいんだ?」
A「机の上でいいよ。あとカノ、案内ありがと。」
カノ「いやー、それほどでも。」
A「褒めてないから…。」
カノ「えー。」
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作者名:Madicc | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/redwhite/
作成日時:2013年12月3日 11時