【カゲプロ】信じ合えば、きっと。 (ページ34)

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第三十一話ページ34

A「ここがアジトか…秘密基地みたいですごいね。」

シンタロー「いや、お前ここが秘密基地なんだぞ？分かってるか？」

期待に胸を踊らせる私に、シンタローがまた呆れる。

A「はいはい、分かってますよー。」

シンタロー「…。」

A「あーっ、ちょっとシンタロー。私何か悪い事言った？」

シンタロー「いいから中入るぞ。」

シンタローは先に中へ入っていった。

私の反応がおかしかったのだろうか。

少し疑問を浮かべながらも、シンタローに続きアジトの中へ入っていった。

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キド「帰ったか、A。」

リビングのソファには、キドが座っていた。

そしてその隣には、ふわふわした白髪の女の子と、片方をシュシュでしばった茶髪の女の子と、少しボサボサした茶髪の男の子がいた。

白髪の方の女の子は、私を見た瞬間ビクッと肩を震わせていた。

おそらく茶色の髪の方の女の子がモモちゃんなのだろう。

＿＿というか、なぜモモちゃんがここにいるのだろうか。

色んな疑問がふつふつと浮かんでいく間、シンタローがモモちゃんに話しかけていた。

シンタロー「おいモモ、こいつはAだぞ。知ってるか？」

モモ「ん？あー！知ってる！Aちゃんだよね、作曲してる！…っていうか何でお兄ちゃんといるの？」

シンタロー「それは気にしなくていいぞ…。」

モモ「そういえばお兄ちゃん、Aちゃん家泊まったんでしょ？変な事してないよね？」

シンタロー「なんでお前もエネとそろって同じ事言うんだ？！だからしてねえって！」

モモ「ふーん…。」

モモちゃんが疑いの目を向けた後、私に近づき、

モモ「この子がAちゃんかあ…。すっごく可愛いよ！あ、改めて私モモだよ！よろしくね！」

私にニッコリ笑って挨拶してきた。

A「うん、よろしく！」

モモ「向こうの子は、マリーちゃんだよ！」

再びソファーの方を見ると、白髪の女の子は緊張していた。

マリー「わ、私…マリーです！よ、よろしくね。」

A「うん、よろしく！」

私が笑顔で返すと、マリーは安堵したのか喜んだ顔をした。

？「モモ…知り合いなの？」

この様子を見ていた男の子がモモちゃんに尋ねた。

モモ「うん、Aちゃんだよ！ヒビヤくんも挨拶して！」

ヒビヤ「うん。雨宮響也です。よろしく。」

A「うん。よろしく！」