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第二十四話 ページ27

?3「おーい!こっちこっち!」


疲れて、少しコノハにもたれぎみになっていた私は、声の方に目線を向けると、パーカーをかぶった女の子と手を振って私たちを呼んでいる男の子がいた。


いや、そんなことより。


A「ちょっ!コノハ!もう降ろしていいよ‼歩けるから‼」


コノハ「…本当に?」


A「本当!本当だから降ろして!」


コノハ「…わかった。」


さすがにここまでおぶってもらうのも恥ずかしいし、もう歩けると思うので、コノハに降ろしてもらった。


まだ疲れは少し残っているものの、立つことはできた。


カノ「あれー?どうしたのかな?君顔赤いよ?」


猫目の男の子がニヤニヤしながら言う。


A「う、うるさい!別にいいでしょ!」


一瞬動揺したものの、私は男の子を冷たくあしらった。


?1「戻ったのか、シンタロー。…と、コノハ。」


緑の長髪の女の子が、シンタローとコノハに向かってそう言った。


シンタロー「おう、なんとか…。今日はもう散々だったよ。」


コノハ「お菓子いっぱい食べた…。」


シンタローはそう答えるも、まださっきの影響が残っているのか、色んな事に呆れているのか、声が溜息まじりだった。


コノハは、相変わらずの無表情だが、目をキラキラさせて喜んでいるのが分かる。


?1「そ、そうか…。」


A「あ、貴方たちは…?」


私がそう尋ねると、猫目の男の子が何かを思い出したような顔をした。


?3「ああそうだ。すっかり紹介することを忘れていたね。僕たちはメカクシ団っていう集まりなんだよ。」


A「メ、メカクシ団…?」


シンタローにも同じ事を言われたが、私はまだ理解出来ずにいる。

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作者名:Madicc | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/redwhite/  
作成日時:2013年12月3日 11時

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