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第二十話 ページ23

A「…っ⁈」


私が思わず後ろを振り返って見ると、後ろにいたシンタローは、いつの間にか人質にされていた。


A「シンタロー!」


エネ「ご主人⁉」


男1「おい、それ以上動いたら、どうなるかわかってるよな?」


悪人たちは私に拳銃を向けて脅し、そう言った。


こちらには、私とコノハしかいない。


A「ど、どうすれば…。」


コノハ「A、落ち着いて。僕がいる。」


そうだ。


ここで慌てていれば、コノハも人質に取られるかもしれない。


ましてやシンタローもやられるかもしれない。


私は少し冷静になり、策略を思いついた。


私はまず、シンタローに『目を映す』能力でテレパシーをした。


A『シンタロー、目瞑って。』


シンタロー『な、何でだよ…。』


A『いいから。もう時間がない。』


シンタロー『…わかった。』


シンタローは私の言うとおり目を瞑った。


わたしは悪人に向かってこう言った。


A「残念ながら、私たちにも策略はあるんです。逃げた方がいいですよ?」


男2「なんだと⁈そんな策略効くわけがあるか小娘めっ!」


私はその瞬間に目を赤くし、"もう一つ"の能力を発動した。





『目を壊す』能力を。

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作者名:Madicc | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/redwhite/  
作成日時:2013年12月3日 11時

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