第十四話 ページ17
シンタローSide
午後11時45分。
さすがの俺もこの時間帯あたりから寝る準備などを始めている頃だ。
だが、あまり疲れていないのかわからないが、目が冴えている。
シンタロー「…寝れねえ」
今は布団で横になっているものの、驚くほど眠くならない。
ちなみに俺の横の机に座っているAは、まだ作業のようなものをやっている。
おい、女がこんな遅くまでパソコンをいじっていていいのだろうか。
俺の答えはもちろんNOだ。
http://uranai.nosv.org/uploader/uploaded_files/1/2/f/12fd8854af2934ff75c29c4ef532520f.jpg
シンタロー「おい、そんな遅くまでパソコンいじってていいのか？目悪くなるぞ？」
A「大丈夫。視力はもとから悪い。」
シンタロー「そういう問題じゃねえから‼」
A「ていうか、まだ君は寝ないのか？」
シンタロー「ああ…なんとなく寝れなくてな。」
A「何か飲む？」
シンタロー「いや、結構だ。ちょっと外を眺めたいんだが…。」
A「じゃあ、ベランダに出る？雨もちょっと止んでるし。」
シンタロー「そうだな。」
気分転換ということもあるので、Aも誘って俺たちはベランダに出た。
シンタロー「景色が綺麗だな…ここ。」
A「まあね。もともとお父さんがここ建てたものだし。」
シンタロー「両親が住んでたのか？」
A「うん。でも私が生まれてから一度家を田舎の方に引っ越して、ここは物置とかに使ってたんだって。」
シンタロー「田舎か…それでお前は仕事のためにここに来たのか？」
A「うん。まあ都会に慣れるのもそう楽じゃないけどね。」
シンタロー「そうか…色々大変だな。」
今は夜だからだろうか。
不思議と自然な感覚に飲み込まれ、気分が軽い。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−ー
追記
あまりにも前回のイラストが気に入らないので描き直しました！
前回のよりはましだと思います！
どうでもいい話ですが、前回のイラスト、スランプ中に描いたものです((
ラッキーアイテム
革ベルト
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あずきいろ
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作者名：Madicc | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/redwhite/
作成日時：2013年12月3日 11時
