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第十話 ページ13

A「はあ…やっと着いた…。」


現在、私たちは私の家にいる。


幸い家が近くにあったので、私もシンタローもそんなに濡れなかった。


テレビによると、夜も大雨が降るらしい。


シンタロー「マジかよ…俺、帰れねえじゃん…」


エネちゃん「とりあえず、私が妹さんと連絡取っておきます!」


シンタロー「ああ、頼んだぞ。」


今、様子からするとシンタローはエネちゃんに連絡をモモちゃんと取るよう頼んだようである。


A「とりあえず、シンタローはお風呂入る?」


少し濡れていることもあるし、ご飯もまだほとんど出来ていない状況だったので、そう声をかけると、


シンタロー「あ…いや、お前が先入れよ。」


何かに動揺したように顔を少し赤くして言った。


A「あー…、わかったー。あ、私の部屋自由に使っていいよ、何もないけど。そこで待機してて。」


さっきのシンタローが顔を赤くした意味があまりわからなかった私は、部屋で待機するように言った。


少しばかりわかっていたような気もするが。


シンタロー「ああ、悪いな。」


そう言ってシンタローはエネちゃんの帰りを待っているのか、再び携帯画面の方に視線を戻した。


ほかにも話すことはないので、私は風呂場に向かった。

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作者名:Madicc | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/redwhite/  
作成日時:2013年12月3日 11時

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