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桐「…じゃ、また明日」
天「はーい!風邪ひかないようにねー!」
桐「天宮にもそういうこと言えるんだな」
馬鹿にしてる!?と本気で反応する天月をみてまふは笑う
歌「ほら、いくよ?」
「お邪魔しました〜」
そう言いながら玄関を開け、最後の天月が出たところで扉を閉める
天「楽しかったなあ…」
ま「勉強?」
天「それは違う」
わははと笑いながら会話をする二人を視界に入れつつ、同じように後から二人を見守る歌詞太郎に声をかける
「…階段降りてきた時、何話してたの」
歌「あ〜、気になったことあったから聞いてただけ。まふくんの言う通り、向こうからも壁を作られてるのは事実だしね。気になるところは突っ込んでいこうかなあって」
「…変なこと巻き込まれんなよ」
歌「大丈夫、そらるさんこそ気をつけて」
「…なにが?」
俺より少し身長の高い歌詞太郎を見上げて聞く
歌「…桐原さん、意外と勘いいよ?」
「…お前、それって」
歌「まあ、もろに顔に出ちゃう僕らなんで、既にバレてるかもだけどねーって」
笑顔で言ったあと「天月くん勉強足りてないんじゃない?」と前の会話に割り込んでいった
観察力は、圧倒的にあるから
今日の会話で違和感を感じたところがあったんだろうなと思う一面
もうそんな所まで桐原のことを見抜いているのかと驚く
…それ且つ、忠告か
俺の気持ちがどれだけ外面に出てるかが気になるけど
…考えすぎか
□■
「…一ノ瀬にLINE、んー、あとなんかやること…」
食器を洗いながらそうポツリとつぶやく
「…洗濯物取り込むのか」
風強くなりそうだから砂埃かぶる前にがいいし、終わったらやろう
「…放課後、中庭裏」
人がいないことで有名なうちの高校の中庭
整備が行き届いてないから草も生い茂ってるイメージ
…まさか、あの会話で見抜かれるとは思わなかったけど
「…無意識に、嘘ついたなあ」
スポンジを置いて水を出し、濯ぐ
「引っ越した、か…」
ものすごいあってるようで間違っていて
無意識にいないって認めてるのかもしれない
素も出そうになるし、気をつけないと
「…ぷらす、ボヤキ癖も直さないと」
それすらボヤいてるのも笑えるなと思いながら、止めていた手を動かした
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四葉ゆう(プロフ) - よかった!!当たってましたw!スマホゲームの方でもグリグリの曲はやってて楽しいので分かります!ランダムスターほしい。。。 (2018年2月26日 22時) (レス) id: 9b32a0a8f9 (このIDを非表示/違反報告)
冷夏(プロフ) - 四葉ゆうさん» コメントありがとうございます!そうですね!バンドリ影響もあってこの作品を書こう!ってなったので少々お名前お借りしました…!ありさとかすみがであってライブに行ったところはかなり印象強いので… (2018年2月26日 19時) (レス) id: 62d313ea51 (このIDを非表示/違反報告)
四葉ゆう(プロフ) - すみません今6まで読んだのですが、、、これってバンドリのグリグリですよね、、、めっちゃすきなので嬉しかったです!!! (2018年2月26日 19時) (レス) id: 9b32a0a8f9 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶ん - 冷夏さん» いや、上手いですし。自分の周り、上手い人ばっかりだな...。あ、歌唱力ですか?いいですよ!ただし、音痴になりますよ( (2018年2月12日 12時) (レス) id: 393f783d16 (このIDを非表示/違反報告)
冷夏(プロフ) - 抹茶んさん» 下手です!なんで載せたのか今になって意味わかりません!完全に深夜テンション…!わけられるものなら分けたいです。その代わり歌唱力をいただきますけど() (2018年2月12日 2時) (レス) id: 62d313ea51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冷夏 | 作成日時:2017年11月7日 20時