【成宮&御幸と必要な知識(1)】★下ネタ有(^^; ページ45
「…もー…疲れた…」
「大丈夫ですかー？」
ぐったりと机に突っ伏していると、後ろから御幸が苦笑いしながら聞いてきた。
持参した漫画で散々私をからかったあと、亮介は満足したのか上機嫌で帰っていき、御幸はスコアを見直している。
亮介と一緒になってイジってきたクセに、何事もなかったかのようにスコア見ちゃってさー…。
チロン、と御幸に恨めしげな視線を向けた時、何の前触れもなく部屋の扉が開いた。
バッタアアァァン！！
「ねぇAさーん！エロマンガ島って知ってるー？」
ニッコニコの笑顔で入ってきた成宮君のセリフに、私はゴンッと机に頭突きをかましてしまい、御幸はスコアに顔を埋めて肩を震わせていた…。
「オーストラリアの東の方にさぁ…って、あれ、どうしたの？」
私達の反応を不思議に思ったのか、成宮君がきょとんとした顔で聞いてくる。
…どうしたもこうしたも…
「…あのな…鳴…」
机に頭突きしたままの私に対し、御幸はスコアから顔を上げ、片手で口元を押さえて笑いを噛み殺しながら成宮君に話し始めた。
「その件、さっきやった。」
「……は？」
「ついさっき、亮さんが来てさ。お前が全く同じセリフ言うから、デジャヴかと思ったっつーの。」
「……げ。マジ？」
ククク、と喉の奥で笑いながら言う御幸と私に視線を往復させながら、成宮君は顔をしかめる。
「マジ。ほら、これ持ってきて『エロマンガ島って知ってる？』って。」
そう言って御幸が差し出したのは、亮介の置き土産で…。
「…あーぁ、先越されたかぁ。せっかく面白いネタ見つけたと思ったのに…」
成宮君は心底面白くなさそうに御幸が差し出した漫画をペラペラ捲っていたけど、あるページでピタリと動きを止める。
「…ってか、何コレ…」
「…ん？…あぁ、それな。」
成宮君のワントーン低くなった声が気になって顔を上げると、漫画を凝視する成宮君の後ろから御幸もそのページを覗き込んでいた。
そして、次の瞬間…。
「ねぇちょっとAさんっ！！これデカ過ぎると思わない！？」
ガバッとそのページを広げたまま漫画をこっちに向ける成宮君に、私は条件反射のようにビシッとチョップを繰り出してしまった。
「あたっ！」
「こっち向けないでよっていうかさっきそれ見せられたからもういいってばぁ！！」
顔を真っ赤にして怒鳴ると、成宮君は片手で私がチョップした頭を擦りながら口を尖らせた。
「え〜？これも〜？被り過ぎじゃない？」
【成宮&御幸と必要な知識(2)】→←【御幸&亮介と『えろまんが』(2)】★
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雪星(プロフ) - さーたんさん» 楽しんでもらえたようで良かったです！とりあえず、照れはするだろうな、と。それからの反応はそれぞれ違うだろうな、と思いながら書きました(>_<)ゾノはこのシリーズのオチ担当です(笑) (2017年3月2日 20時) (
レス) id: 51d66f5e63 (このIDを非表示/違反報告)
雪星(プロフ) - のりさん» ゾノは、あの歌を歌ってる場面がポンッと降ってきまして(笑)御幸の回なのになんだかゾノがメインになってしまったような…(^^;まぁ面白くなったからいいかな、と(^^; (2017年3月2日 20時) (レス) id: 51d66f5e63 (このIDを非表示/違反報告)
雪星(プロフ) - 桜さん» いえいえ、こちらこそせっかくリクしていただいたのに、お応えできなくて申し訳ありません(T_T)再開したら、またヨロシクお願いします！ (2017年3月2日 20時) (レス) id: 51d66f5e63 (このIDを非表示/違反報告)
さーたん - やばいですね！！！事故チューどれも最高でしたッ！金丸はかわいいし亮さんはかっこいい！！そしてゾノの登場にはわらいました笑 みんなが照れててテンション上がりました笑 ありがとうございます！！笑 (2017年2月19日 0時) (レス) id: a56f300cf9 (このIDを非表示/違反報告)
のり - 雪星さん» ども、おひさです。…とりあえず、ゾノwお主は我をわらかしてくるのぅw御幸の話を読むとデリカシークラッシャー御幸を思い出してただでさえ吹いちゃうのにw (2017年2月16日 23時) (レス) id: 7a0132dcf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪星
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年7月29日 18時
