【神谷・カルロス・俊樹の思考回路】★ ページ21
「…ふー。あとは、棚に戻したら終わりか…」
床に並べられてる段ボール箱を見ながら、私は手を腰に当てて呟いた。
今日は他のマネ達と一緒に、大量に溜まっている過去のスコアブックや野球関連の書籍、ビデオテープなんかを整理していた。
ゴールが見えてきたところで、遅くなるといけないからと皆には先に帰ってもらった。
そして、これから私が段ボールを棚に戻すところで、いざ、始めようと思った時。
コンコン ガチャッ
「お嬢！」
…と、相変わらずノックしながらドアを開けて稲実の神谷君がやってきた。
「なぁ、お嬢は寝る時はパジャマ？それともTシャ…」
入ってきた勢いのまま、歩きながら変な質問をしようとした神谷君は、普段はない段ボールに躓いてしまい…
「ぉわ…！？」
「ちょ、あぶな…うわっ！」
運動神経が良い神谷君は、すぐには転ばなかったものの、ダ、ダン、と大きく2、3歩よろけてバランスを崩し、そのままこっちへ倒れてきて…
さすがに支えきれず、私は神谷君を受け止めながら床に尻餅をついた。
「…ったぁ〜」
でんっ、と勢い良く床についてしまったお尻を擦ろうとした私は、改めて目の前の光景を確認して…固まった。
…か…神谷の…顔が…
私の、胸の間…に…！
カッ、と一気に顔が熱くなった瞬間、ぬっ、と神谷君の両手が持ち上がり、背中に回されてギュウゥ、と抱き付いてくる！
「ちょ…バカッ！何やってんの！」
「もうちょいこの感触を…」
「堂々とセクハラすんな変態！ってかある意味犯罪だから！」
ぞわぁっ、と鳥肌が立つのを感じながら、私は神谷君の頭や背中をビシバシと手加減せずに叩いた。
「いてっ、てててっ！わかった、わかったって…」
そう言って、神谷君はゆっくり腕をほどき、胸から顔を離して私を見上げる。
「…お嬢…次からはこんなまわりくどいやり方しなくても、一言『抱きたい』って言ってくれれば俺はいつでも…」
「抱きたいって何！？これは単なる事故だから！」
「そんな照れんなって。そりゃBカップだと多少物足りねぇけど…」
「わ、悪かったわねぇっ！」
「あ、そんで、結局お嬢はパジャマ派？Tシャツ派？」
「…なんでここで何事もなかったかのようにその話題に戻るワケ…？」
「俺としては何も着てないってのが一番…」
「ほんとそろそろ黙ってくれる？」
(桜様リク)
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雪星(プロフ) - さーたんさん» 楽しんでもらえたようで良かったです！とりあえず、照れはするだろうな、と。それからの反応はそれぞれ違うだろうな、と思いながら書きました(>_<)ゾノはこのシリーズのオチ担当です(笑) (2017年3月2日 20時) (
レス) id: 51d66f5e63 (このIDを非表示/違反報告)
雪星(プロフ) - のりさん» ゾノは、あの歌を歌ってる場面がポンッと降ってきまして(笑)御幸の回なのになんだかゾノがメインになってしまったような…(^^;まぁ面白くなったからいいかな、と(^^; (2017年3月2日 20時) (レス) id: 51d66f5e63 (このIDを非表示/違反報告)
雪星(プロフ) - 桜さん» いえいえ、こちらこそせっかくリクしていただいたのに、お応えできなくて申し訳ありません(T_T)再開したら、またヨロシクお願いします！ (2017年3月2日 20時) (レス) id: 51d66f5e63 (このIDを非表示/違反報告)
さーたん - やばいですね！！！事故チューどれも最高でしたッ！金丸はかわいいし亮さんはかっこいい！！そしてゾノの登場にはわらいました笑 みんなが照れててテンション上がりました笑 ありがとうございます！！笑 (2017年2月19日 0時) (レス) id: a56f300cf9 (このIDを非表示/違反報告)
のり - 雪星さん» ども、おひさです。…とりあえず、ゾノwお主は我をわらかしてくるのぅw御幸の話を読むとデリカシークラッシャー御幸を思い出してただでさえ吹いちゃうのにw (2017年2月16日 23時) (レス) id: 7a0132dcf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪星
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年7月29日 18時
