19話 ページ20
山田先生は、それぞれ別れて行った子供達を見送り、しばらくすると
山田先生「お前たち、そろそろ降りてきなさい。」
そう声をかけると、屋根から11人の影が降りてきた。
深緑と群青の制服を着ている。それぞれ6年生と5年生である。
山田先生「さて、朝からAを見ていた、感想は?」
仙蔵「そうですね、自分の考えを持っているみたいですし、頭もいいようです。ただ体力はないみたいですし、次の実技の授業でどう動いてくるか楽しみではありますね。」
仙蔵以外の6年生「同じく。」
兵助「それに、周りを見ているみたいですし、他の子達とも仲良くしていますし。心配はありませんね。」
兵助以外の5年生「同じく。」
山田先生「ふむ、まぁその通りだな。お前たちは午後の授業が終わるまで、Aを見ているように学園長先生に言われておるのだったな?」
文次郎「はい。」
山田先生「お昼ご飯を食べ終わったら、午後の授業までゆっくりしておきなさい。」
6、5年生「わかりました。」
山田先生「では、午後の授業で。」
そう言って、山田先生は去って行った。
5年生と6年生は、食堂に入って行きお昼ご飯を貰い食べ始めた。
ご飯を食べ終わり、食堂のおばちゃんに許可を得て食堂の一角で11人は話をしていた。
小平太「それにしても、Aは小さかったな!」
長次「モソモソ…」
雷蔵「そうですね、一年生で一番小さいっておっしゃってます。」
文次郎「まぁ、勉強は出来るようだが、体力はないから午後の授業に期待するか。」
伊作「確かに、少し走っただけで息切れしてたし、うっかり降りてしまいそうだったよ。」
兵助「降りそうになってたのは、八もですけど。」
八左ヱ門「そりゃあ、降りそうにもなるぞ!だってあの幻の大狼だぞ!?それに、あの狐も珍しい種類だ!しかも、二匹とも人に懐かない動物だ!その二匹を、懐かせるAと話したいのは当たり前だ!!」
兵助「はいはい。」
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勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - え、好き、愛してる💪(・ω・`)ムキィ (2023年2月13日 23時) (レス) @page17 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
関西弁大好き - めちゃ面ろいわぁ〜〜〜!!!!! (2022年4月16日 16時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)アネモネ(プロフ) - 朱鳥さん» 更新頑張って下さい! (2020年9月28日 7時) (レス) id: 866dd7e788 (このIDを非表示/違反報告)
朱鳥(プロフ) - (名前)アネモネさん» コメントありがとうございます!ご指摘ありがとうございます。他にも誤字脱字とかもあるとは思いますが落ちついた時にでもまとめて直させていただきます。 (2020年9月27日 20時) (レス) id: d9c4b26799 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)アネモネ(プロフ) - とっても面白いです!間違っていたらすみません。保険委員会のところの“保険”って“保健”では無かったでしょうか? (2020年9月27日 15時) (レス) id: 866dd7e788 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱鳥 | 作成日時:2019年7月8日 7時