溺愛される鬼少女② (ページ44)

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頑張ります③ ページ44

まあその後しのぶさんに手当てしてもらって大人しくなったふたり。

「あー。そう言えばさ、私鬼殺隊に復帰するね」

タイミングが分からなくてね。
何となく伝えてみた。

「あ、そうな…え！？！？」

「いやいや、出かけてくるね！のノリで言うことじゃねえよ！？」

炭治郎と善逸は顎が外れそう。
…伊之助何も言わないけど起きてるよね？

「伊之助？」

「…ゴーッガガッ」

寝てるわこれ。イビキかいてるわ。

「でも大丈夫なのか？」

「やだもう。心配してくれるの？結婚する？」

「ふざけてる場合じゃねえよ！」

なんで善逸はそんなにピリピリしてんの。

「いやでもねえ、もう今夜からあるから任務」

すまんな。
サボり気味の私の鎹鴉がもう伝えてきたんだ。

「まあまあ。おふたりの気持ちも分かりますけど、Aが決めたことですから」

「だよね！しのぶさん好き」

ふたりもそこの猪くらい適当でいいと思うよ。
…起きたら騒ぎそうだけどね。

「じゃあ俺、ついてく」

「いや？来んな？」

善逸は脳みそが低下してるらしい。

「死んでほしくないよおおお」

情緒不安か。

「いやいや、死なないし。勝手に殺さないで」

なんで死ぬ前提なのかな。

「…俺は応援するよ」

と言った炭治郎の顔を見ると嫌そうだった。
…なんかごめんね？

「大丈夫だよ、鬼だし」

「鬼とか関係ないし！」

怒ったり泣いたり忙しい奴だな。
…でもその言葉が嬉しいなって思ったり。思わなかったり。(どっち

「A、何かあったら俺を呼んでくれ」

「うん。ありがとう」

任務中に呼んで炭治郎が来てくれるかって言ったら無理な気がするけどね。

「お、俺も…いや。やっぱ呼ばないで」

「呼ばねーよ」

なぜ流れに乗れると思ったんだ。
心折れるの早いわ。

「ふふ、Aは愛されてますね」

「そうなんですかね」

たまに怪しいけどね。

「カァァ！カァァ！A！」

「あ、サボリ！」

やっと来た私の鴉。
何サボってるのよ。

「ウルサイ！今スグ東エェムカエ！」

つつかれた。

「じゃあ行ってきます」

と4人…1人寝てるけど。
に挨拶をしていざ鬼狩りへ。