Spin off #01 あなたと見る雪景色(３) ページ4
あれから、
堕ちる所まで堕ちてしまった気分のまま、
修学旅行の日がやって来た。
「ホテル綺麗だねー！」
「・・・」
「オリエンテーションまでまだ結構時間あるよね」
そういえば
Aちゃんは、黛さんに何度も振られたって言ってたっけ・・
今はもう区切りがついたらしいけど・・
「Aちゃんはえらいな・・」
「え？」
七回転んだら、八回起き上がる。
どんな時でも、前を見て進もうとしている。
「Aちゃん・・聞いてほしい事があるの」
「な、何？」
私も、Aちゃん見習わなきゃ。
「私ね・・・福室君の事が好きみたいなの。」
初めて、この気持ちを誰かに伝えた。
親友のAちゃんにだから、言えた事。
「・・・あ、うん・・知ってた」
「・・・え！？」
柄にもなく大声をあげてしまう。
「Aちゃんエスパーなの！？」
「いや(笑)ていうか、優乃ちゃんと福室君以外皆知ってたよ。」
嘘・・
宮本君と向君も！？
「やっと気づいたんだね、優乃ちゃん」
「う・・」
どちらかと言うと妹キャラで、
ただただ動作が可愛いかったAちゃんに
こんな事を言われるなんて・・・
「でもね、振られちゃったんだ」
「！？」
「福室君、２組の大倉さんに告白したんだって」
「え"！？福室君に限ってそんな・・」
必死に慰めてくれようとしているAちゃん。
本当に、良い子だな・・
「大丈夫だよ。Aちゃんに言えて、スッキリしたから。」
「いやいや！絶対それ何かの間違い「良いの、もう。」
一区切りつけて、前に進まないと。
それに、
振られる事には慣れてるし・・・
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「フゥ…」
１日目はオリエンテーションを聞いて、形だけ練習して終わり。
時間的に余裕があったため、大浴場にゆっくり浸かれる。
「今日は福室君と話す機会なかったけどさ…」
Aちゃん、まだ気にしてくれてる
「本当に良いの。ありがとうね。」
「優乃ちゃん・・」
「逆上せそうだから、先に上がるね。」
なんとなく、今は１人になりたかった。
先に着替えて、外でAちゃんを待つことにした。
そういえばホテルの売店、使って良いんだっけ・・
「「コーヒー牛乳ください」」
え？
「おー、舞原か(笑)」
「木暮・・先生」
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ぴこ(プロフ) - まこさん» 最後まで読んで下さりありがとうございます！！……実は、かなり以前からこの作品のパラレルワールド的な新作を考えていました。現在別の作品を更新しており、その作品が落ち着き次第、公開出来たらなと考えております。報われる黛さん、やはり見たいですよね…(>_<) (2018年6月15日 21時) (
レス) id: 329a406db9 (このIDを非表示/違反報告)
まこ - こんにちは。私も黛さん大好きなので一気に読ませていただきました。もう悲しくて私が立ち直れなくなるくらい文章が上手いので次回作は是非報われる黛さんが見たいです。幸薄な黛さんも魅力的でしょうが、そこをなんとか！次回作を楽しみにしております。 (2018年6月15日 11時) (レス) id: 8ab948ac9c (このIDを非表示/違反報告)
ぴこ(プロフ) - 蓮林檎さん» 応援ありがとうございました！！それぞれのキャラ達を気に入っていただけてとても嬉しいです。大好きな作品だなんて(´；ω；`)ありがとうございます！結ばれませんでしたが、夢主は黛さんをずっと思い続けているでしょう。今まで本当にありがとうございました！ (2018年1月15日 14時) (レス) id: 329a406db9 (このIDを非表示/違反報告)
蓮林檎 - 今までお疲れさまでした。夢主ちゃんは良い子で、クラスの人達とかも良い人で、気づいたらすごくこの作品にハマっていました！ずっと大好きな作品です！でもやっぱり黛さんが１番です(;o;)夢主ちゃん、末永くお幸せに…！これからも頑張ってください。 (2018年1月8日 20時) (レス) id: c304ec75c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴこ(プロフ) - *。赤司 妃奈 。*さん» 本編に引き続き、応援ありがとうございます。お２方はちょっとしたバカップルなので楽しく書いてます(笑)宮本君は切ないんですよね・・。どう動くのか、今後にご期待下さい！黛さんもミスディレ状態ですが、勿論出てくるのでお楽しみに！ (2017年11月29日 5時) (レス) id: 329a406db9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴこ | 作成日時：2017年11月19日 20時
