検索窓
今日:3 hit、昨日:7 hit、合計:56,487 hit

15_誘いのメール ページ16

翌日。






「はぁぁ?ストバスの試合に誘われたぁ?」


「声大きいよエリちゃん…!」





またもや、大学の食堂に大きな声が響く。





「誰から?」

「名前は覚えてない・・お酒入ってたから。」

「まあ、大体想像はつくけどね。」




昨夜、私宛に送られてきた2件のメール。




「こないだのS大の人達?」

「うん・・3年生の。」




お酒が回ってきた途端、異様に絡んできた人たちだ。




「エリちゃんも一緒にって・・書いてあった」

「えー、私も?」




エリちゃん曰く、『タイプじゃない』らしい。





「しっかし姫、酔ってたとはいえ名前すら覚えてないなんて・・」

「本当に記憶にないの・・」





俊にも指摘されたけど、私はお酒との相性が相当悪い。





「伊月が過保護になる理由がわかるわ」

「あはは・・」





でも、どうしてかな。


何故だかわからないけど、


宮地さんと話した時の記憶は、鮮明に残っている。


最初に話した時は、あまりお酒が回っていなかったのもあるけど。






「で、何て答えたの?」


「か、考えておきますって、送った。エリちゃんに聞いてみるって。」


「成る程ねぇ」





本当の所、あまり気乗りしないから断りのメールを入れておきたかったんだけど・・





「歳上だから断るの躊躇したワケね。」

「う、うん…」





サバサバ系のエリちゃんも、これには流石に困ったといった顔だ。





「いっそこれを出逢いだと思って乗ってみるのもアリじゃないの?姫、ずっとフリーじゃん?」


「い、いやぁ・・」





"フリー"



そう、なんだけどね・・・








「ま、伊月や寛二がそれを知ったらまず最初に止めに____「「俺らがどうかした?」」







あ・・







「〜〜(※事の事情を話し中)」






エリちゃんの流れるような説明が、2人にも伝わったらしくて、






「ダ、ダメだろ!!あの人達超チャラかったじゃん!!」




エリちゃんの言った通り、

必死になりながら止めに入る寛二君。







・・・対して、






「そこはAの判断じゃないか?」





冷静になって、止めに入る寛二君を止めに入る俊。






「伊月が過保護にならないって、めっずらし〜」

「エリちゃん…俊、彼女いるからね…」





いつの間にか"過保護"キャラが定着しちゃってるんだね、俊・・







「・・と言うのもだな」



「「「??」」」







次に俊が発する言葉を聞いて、


私達3人は驚嘆するのだった。

16_予想だにしない再会(宮地side)→←14_小柄な美少女



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
68人がお気に入り
設定タグ:黒バス , 宮地清志 , 伊月俊
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぴこ | 作成日時:2018年1月17日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。