【名探偵コナン】ラプソディー3【警察学校組】

好奇心もほどほどに ページ18

『…え？帰ってない？』



Aは劇場を出てすぐタクシーが捕まり、ホテルへ戻ったが、先に戻ったはずの新一たちがまだ帰ってきてないとホテルマンが言う





『おっかしいな……』



事故や渋滞にもなってなかったし、特に連絡も入ってない



Aはホテルから傘を借りて、再び表へ出る




道路を左右見渡してもタクシーが来る気配もなく、劇場の方への道を進んだ




『……電話も繋がらないし何かあったのかな？』



Aは新一と蘭に何かあったのでは？と不安が過ぎる










――――ガシャンッ




脇道の物陰から大きな物音がして、Aは立ち止まり物音がした方を見る



ガレージのシャッターが不自然に空いているビルにが目に入りAは危ないと思いながらも好奇心で中を覗く





そーっとシャッターから中を覗き込むと静まり返った空間しか目に入らず思い過ごしかと思い、その場を離れようとしたら誰かに腕を捕まれ体制を崩し中に倒れた





『いっ…………！』



？「こんな危ない場所に子猫が紛れてはダメよ」




暗闇で誰かに声をかけられ、Aは突然のことで頭がパニックになる




すぐに目が慣れ、声の持ち主が女性であること、声が先ほど会ったばかりの女優に酷似していることがわかった




『貴女は………！？』


その人物はAの口元に人指を当て「シー」とその先の言葉を言わせないように微笑む




男1「Hey!!! Did you find a woman!?(おい!!!女は見つかったか!?)」



男2「No!!! She was a black-hair Japanese!?(いや!!!黒髪の日本人だったんだろ!?)」




建物の外から男たちが日本人の女…Aを探している会話が聞こえた



男たちはまだ近くにいるはずだから探せ！と散り散りに走っていく




べ「ここから先は貴女が踏み入れる場所ではないわ」



Aはこの女性が先ほど会ったシャロン・ヴィンヤードよりも若くロングヘアの女性だったが、シャロン・ヴィンヤード即ちベルモット本人であろうと察しがついた

優しい矛盾→←既に事件は発生して解決されていた

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