桜が舞い散る月夜には。

新しい友達1 ページ4

Aside

何とかホームルームと授業を終えて、昼休み。

授業終わってからも休み時間に色んな人に話しかけられて大変だった…(汗)

てか、多分違うクラスの人もいたし……

先輩らしき人や後輩らしき人もいたし…

なんか、ものすごく疲れた。

お弁当、どこで食べよう…

教室？あ、屋上もいいかな…でも、中庭も捨て難い……

1人で頭を悩ませていると、1人の女の子が話しかけてきた。

ナツメ｢あっ。やっと1人だ。ねぇ、ちょっといいかな？｣

可愛い。茶髪でお下げの子だ。

私に何の用だろ？

ナツメ｢あ、私は天野ナツメ。ナツメって呼んでね。それで、良かったらなんだけど…一緒にお弁当食べない？｣

……へ？私、今、誘われた？

A｢え？あ、あの、私なんかで良いんですか？｣

ナツメ｢何言ってんの！Aちゃんでいいんじゃなくて、Aちゃんがいいの！それに私、Aちゃんと友達になりたいから！｣

A｢とも…だち……｣

いいんだろうか。私何かが。

でも、せっかく誘ってくれたし、それに、

私も天野さん…ううん、ナツメちゃんと友達になりたい。

A｢わ、私で良ければ、と、友達になって下さい！｣

と言うと、ナツメちゃんは、ふふっと笑って、

ナツメ｢もちろん！さぁ、行こっ！｣

と、言い、私の手を取って教室の外へ駆け出した。

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