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「どうしたの、その服____」



『……お姉ちゃん、ごめん、私、もういかなきゃ。


私、師範のように強くならなくちゃいけないの。



_____お姉ちゃんが死んじゃった敵を撃つために。』



「か、かたき??なんの話なの?」



お姉ちゃんは暖かい白い手で私の両手を包み込む。

眉を困らせて、ずっと私を見つめてくれている。


……暖かい、ずっとこうしていたい。

ずっとお姉ちゃんと暮らして、貧しいながらもずっとずっと自然に囲まれて__


ずっと___!!!!


__だめ。これは夢、夢なんだから__!!



『っ____……さようなら…っ!!!』



お姉ちゃんの手を振り払い、私は姉の元から逃げるように走る。

姉の声が聞こえた気がしたがもう聞こえない___聞こえないふりをした。


涙を隠すように、涙を誤魔化すように、ずっとずっと遠くまで走る。




『ありがとう……っお姉ちゃん。』



私はいつだって、お姉ちゃんのことを思っているから

心の中でずっとそばにいるから………




だからどうか許して。お姉ちゃん…









『でも、鬼なんて、どこに__


これは血気術…だとしたらいつかけられた?いつ眠らされた__???』



時間がない、炭治郎君たちがあぶない…はやく、はやく起きないと___!!!

焦っていくうちに心音が速くなってしまう。


こういうときどうすれば…


『師範___!!』


柄をぎゅっと握りしめる・・・師範なら、どうする……


……刀??


柄を握った手でそのまま刀をゆっくりと抜く、すると赤い刀身がきらりと鈍くひかる。

その刀身を見つめると思いついてしまった。



……ここから抜け出せる方法。




でももし、無理だったら__廃人になる可能性もある…


いや、でもやるしかない。師範ならきっとこうするだろう。



私はゆっくりと地面に座り、頭身を大動脈が流れている首にそっと当てる

冷たい刀身がひんやりと私の首筋から背筋まで凍った気がした。



そう、ここから抜け出せる方法は_____自決だ。


呼吸を整え私は刀を押し当てた手に力を入れ__

首筋に刀を入れ込んだ______!!!!!!





『っ____!!!!』





その瞬間私の首から鮮明な紅色が散っていたのが目に映った_______

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にこ - 作者天才すぎる (2022年11月9日 18時) (レス) @page15 id: ea3111d08d (このIDを非表示/違反報告)
私だ。(プロフ) - やよい@サブ垢さん» ありがとうございます! (2021年12月7日 16時) (レス) @page1 id: 8fc2f84feb (このIDを非表示/違反報告)
やよい@サブ垢(プロフ) - 私だ。さん» 那田蜘蛛山編辺りです!ページ数忘れましたけど() (2021年12月7日 15時) (レス) id: bc461f0e02 (このIDを非表示/違反報告)
私だ。(プロフ) - やよい@サブ垢さん» ご指摘ありがとうございます…話のどこら辺ですかね……( ⸍ɞ̴̶̷ ·̫ ɞ̴̶̷⸌ )💦 (2021年12月7日 15時) (レス) id: 8fc2f84feb (このIDを非表示/違反報告)
やよい@サブ垢(プロフ) - 御館様が親方様になっていますよ……((ボソッ… (2021年12月7日 15時) (レス) @page4 id: bc461f0e02 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年11月25日 16時

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