79話○咆哮 ページ5
みんなやられちまったのか――――。
腕の中のつらら
凍った煙管の下にいるであろう、
冷麗と土彦
(ふざけんな―――)
土蜘蛛の拳に囚われたA
(させねぇ―――――)
ぼろぼろになった神威
(させねぇ)
「リクオ様…？」
奴良組の妖怪達
「リクオ…」
遠野勢
それぞれが視界に映る。
――これ以上、オレの百鬼夜行に…手ぇ出すんじゃねぇ!!!!――
ドンッ
「オオオォォォォォォッ!!!!」
叫び、リクオが土蜘蛛に飛びかかる。
首無「リクオ様……！」
毛倡妓「ちょ…人間に戻ってない!?」
竜「封印だ。ここらは妖気が完全にはれた」
ゆ「え…そんなっ、奴良くん…人間の状態で土蜘蛛につっこむ気!?無茶や!!」
危険を感じ、皆がリクオに向かって叫んだ…が、次の瞬間。
土蜘蛛「ム」
ドバアァァ
神「…なっ」
納豆「リ…リクオ様……!!」
奴妖怪「斬った…!?土蜘蛛を…斬った――ッ!?」
首無「な、今何をしたんだ…？」
秀(祢々切丸)
「竜二…ゆら、見とけ。あれが祢々切丸や…」
斬り落とされた小指からは土蜘蛛の畏が抜けていく。
土蜘蛛「……。なんだ…こりゃ」ﾌﾞﾝｯ
蹴りがリクオを突き抜けるが、
ぬらっ…
煙の様にすり抜け、別方向に姿を現した
奴妖怪「リクオ様!!」
奴妖怪2「土蜘蛛の奴…効き始めた!?」
神「リクオ…」
首無(これは…見たことがある。
以前…昼と夜が交ざり合い……)
「うおおおおおおおおッ! ! ! !」
再びリクオが土蜘蛛に向かって刀を降り下ろすが、
ガッ! !
土蜘蛛「調子に乗るな」
土蜘蛛の肘で叩き落とされてしまった。
「、ｶﾊｯ」
百鬼夜行破壊――、それが土蜘蛛の “畏”である
徹底的に大将を狙い続け…なぶり続ける
するとどうであろうか―――。
どのような強者が百鬼にいようが、力を発揮できなくなってゆく
百鬼が脆くも崩れてゆくのである
もしリクオが土蜘蛛の畏に耐えることが出来たなら…
本当の大将の畏を纏っていたなら…
事態は変わっていたはずなのだ。
土蜘蛛は――――――――
リクオにとって、まだ会ってはいけない妖だった
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夜 - この話大好きです！更新頑張って下さい！ (2016年9月3日 0時) (
レス) id: 1b13281dea (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 十六夜(プロフ) - 更新待ってま〜す！ (2015年4月3日 0時) (レス) id: d7537b17c1 (このIDを非表示/違反報告)
布団蓑虫(っ´ω`c) - すっっっっごい面白いです(≧∇≦)this is DOD(ﾃﾞｨｽｲｽﾞｺﾞｯﾄあってます？)続き待ってます((((*゜▽゜*)))) (2014年11月4日 19時) (レス) id: 7630af5122 (このIDを非表示/違反報告)
レンレン(プロフ) - 続きが楽しみ！更新頑張って下さい！(⌒▽⌒) (2014年7月20日 12時) (レス) id: aeef68e56f (このIDを非表示/違反報告)
練 白珱 - 神威大好きだぜ！ (2014年7月15日 17時) (レス) id: 160c54893e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍帝 | 作成日時：2014年1月11日 21時
