78話○悲鳴 ページ4
神「Aッ!!」
神威が土蜘蛛に向かって跳び上がる…が、
?「…土蜘蛛。壊すな、と言った筈だ。狐様に怒られんのオレなんだから」
その体は横から別のモノによって地に叩きつけられた。
バァンッガラガラガラ!!!!
そのまま数メートル先まで吹っ飛ぶ。
イ「神威ッ!!!!」
神「…っぅ」
イタクが名前を呼ぶと、ゆっくりと神威が立ち上がった。頭からは血が出ている。
惨「おーおーまだ立ってられるのかぁ。さっすが、夜兎だね〜」
神威を横から殴った犯人、惨隴がまだ生え残っている木に降り立った。
神「ペッ、んでお前がここにいるんだヨ!!」
惨「そりゃ、君も分かってんじゃないの?…知らない訳じゃないだろう?“羅針の瞳”をね」
秀「羅針の瞳やて…!?」
秀元が反応する、が。神威はそれどころではない。
ぬるかった。最悪な状況だ。
この男ならまだ勝算があったかもしれないが、今Aは土蜘蛛に捉えられていた。
焦る神威。それをニヤリと笑い、惨隴が土蜘蛛に次なる指示を出す。
惨「……土蜘蛛。その子を日にさらせ」
神「 !? 」
土蜘蛛「あぁ?
んでそんな事、しなきゃあなんねぇ」
惨「夜兎は暴れると厄介だからね。早くしてくれよ」
確かに先程の力は凄まじかったと、惨隴の言う通りに掴む腕を上へと持っていく
神「や、止めろッ!!!!」
あ「やだぁ、やだやだやだ…っ」
イ「A!!」
直に、光がAを照らした
あ「嫌っ、いやぁぁぁぁぁああぁ!!!!!!、ぁ……」
ぐったりと項垂れるA。
神威は目の前が真っ赤になった。
一瞬にして地を蹴り、惨隴へと跳び上がる。
神「お前ぇぇええッ!!!!」
その目は獣が獲物を殺す眼だった
惨「…ニヤリ」
《なぶりごろし》
神「ガッ…」
ドサッと神威の体が倒れる。体はもうぼろぼろで、立ち上がれない程だった。
土蜘蛛「さて…次はおめーだ女」
Aを惨隴に移し、次の狙い…つららに目をつける土蜘蛛。
つららが土蜘蛛に殴られ、飛ばされた。
つ「…リクオ、様……」
崩れ落ちるつらら。リクオが目を見開く。
土蜘蛛「てめぇぇは、んだ…まだ生きてやがったのかああ!?」
夜リ「ゴフッ ……てめーが殺し損ねたんだろ…」
「こいつらは…オレの部下だ…。
オレの畏についてきたやつらなんだ…
“ボク”が生きてるうちは…こいつらに手ェ出すんじゃねぇよ…」
「 百鬼夜行壊すってんならッ
オレを殺ってからにしろくそったれ――ッ!!!!」
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夜 - この話大好きです!更新頑張って下さい! (2016年9月3日 0時) (レス) id: 1b13281dea (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 十六夜(プロフ) - 更新待ってま〜す! (2015年4月3日 0時) (レス) id: d7537b17c1 (このIDを非表示/違反報告)
布団蓑虫(っ´ω`c) - すっっっっごい面白いです(≧∇≦)this is DOD(ディスイズゴットあってます?)続き待ってます((((*゜▽゜*)))) (2014年11月4日 19時) (レス) id: 7630af5122 (このIDを非表示/違反報告)
レンレン(プロフ) - 続きが楽しみ!更新頑張って下さい!(⌒▽⌒) (2014年7月20日 12時) (レス) id: aeef68e56f (このIDを非表示/違反報告)
練 白珱 - 神威大好きだぜ! (2014年7月15日 17時) (レス) id: 160c54893e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍帝 | 作成日時:2014年1月11日 21時