第二十三話 ページ30
「特級過呪怨霊夏油傑…前回の少年院の件も合わせると合計300秒以上の完全顕現だぞ。
乙骨の件もそうだったがお前の管理の甘さは目に余る。」
「ま、でもこんなもんでしょう？」
五条はそう言って首元に手を添え、ため息をつく。
「何をふざけている！！あのまま夏油傑が暴走していたら、街一つ…いや、国一つ消えていたかもしれないのだぞ！！」
「そうなりゃ命懸けで止めましたって…
これ憂太の時も言ったよね…嫌だなー痴呆？(ﾎﾞｿｯ)」
「五条！！」
大きく鋭い声が暗い空間に木霊する。
「…あのねぇ、今の傑は爆弾と同じなんですよ。
司埼がいなきゃ抑圧もコントロールもできない、引き離そうとすればそれこそ日本のような小さい島国なんて簡単に消し飛ぶ。
言うことを聞かない特級過呪怨霊を支配するのは不可能。
ま、両面宿儺の抑止力に利用してるあたりあんたらもわかってるでしょ？
あの子のことは暫く放っておいてもらいますから。」
「……司埼の秘匿死刑は"延長"だということを忘れるな。」
「そうなれば…、私が司埼側につくこともお忘れなく。」
ギラリとその鋭い双眸を光らせ、何度目かのため息を付きながら胸糞の悪い空間に背を向けた。
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「…？誰かいるのか。」
『私だよ、伏黒くん。
体調はどう？大勢で押し掛けるのはどうかと思ってね。
…皆と一緒に来たほうが良かった？』
そう言って近くの自販機で買ったスポーツドリンクを軽く投げる。
「いや、こっちのがありがたい。」
『なら良かった。
あまり長居すると家入さんに怒られちゃうけど…。
伏黒くんとじっくり話す機会なんてそうないし。』
ベッドの横にある椅子に腰掛け、スポドリを飲む伏黒くんを見つめる。
『もう二人とは随分仲良くなれたみたいだね。』
「…は？」
何を言ってるのかわからない、といった様子に、思わず笑ってしまう。
『うらやましいなと思ってね？
私はまだ仲良くなれてないみたいだし…話す機会がないわけじゃないと思うけど。』
「(胡散臭い話し方してるからだろ…。)」
『私も伏黒くんと同じように二人と仲良くしたいのにな。』
「思ってもないこと言うんだな。」
思わぬ返答に、今度はこっちが目を見開く。
「…一見友好的だし、手助けもしてくれる。
だけど、俺はお前が人のために"自ら"進んで関わるのを見たことがない。」
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K飴(プロフ) - 蒼尾さん» いえいえ！お気になさらず！😌 (2022年3月21日 1時) (
レス) @page25 id: fa92fa8cbc (このIDを非表示/違反報告)
蒼尾 - やっぱり題名が同じだと失礼な気がするので辞めておきます。理由としては内容が少し被ってしまうというのがあってそれだとパクってしまったという感じになってしまうので。すいませんでした。 (2022年3月20日 18時) (レス) id: d5f83f6be7 (このIDを非表示/違反報告)
K飴(プロフ) - 蒼尾さん» コメントありがとうございます！内容が同じでなければ全然大丈夫ですよ！😊 (2022年3月19日 14時) (レス) id: fa92fa8cbc (このIDを非表示/違反報告)
蒼尾 - 最後まで見ました！とても見るのが楽しかったです！あの無理だったらいいんですが、他のアプリで題名は同じなんですが内容はちがう小説って作っても大丈夫ですか？あと、無理せずに自分のペースで更新してってくださいね！ (2022年3月18日 23時) (レス) id: d5f83f6be7 (このIDを非表示/違反報告)
K飴(プロフ) - シオリさん» コメントありがとうございます〜！！😭激遅更新ですが、頑張ってもらわせます！！ (2022年2月21日 14時) (レス) id: fa92fa8cbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K飴 | 作成日時：2021年12月29日 19時
