第二十二話 ページ29
「司埼…！」
『傑は気にしないでいいよ。じっとしてて？
あの呪霊が傑の気を引いてる間に皆をなんとかするから。』
そう言ったのに伏黒くんは体を動かす。
ふと、"彼ら"の呪力を感じ、伏黒くんを引き止める手を緩める。
「恵、A、やめろ。
私らの仕事は終わった、選手交代だ。」
「いけるか！？マイフレンド！！」
「応！！」
「パンダ。」
「あいよ。」
「３人を連れて"帳"を出ろ。
西宮曰くこの"帳"は対五条悟用で、俺達は問題なく出入りできる。
あとおまえはこの過呪怨霊をなんとかしろ、」
『う、はい…。』
何かを話している皆を横目に、暴れる傑の呪力を最大限游雲の方へ引っ張って一時的に弱め、無理やり戻ってもらう。
丁度話が終わったのか、パンダ先輩が私を呼ぶ。
『頑張ってね、虎杖悠仁くん。』
「おう、頑張るべ！！」
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「無事だよ。虎杖も伏黒も、禪院も狗巻も。」
『…そうですか、良かった。』
「浮かない顔だな？」
そう言ってカルテから顔を上げ私の方を見る。
『…初めて誰かのためだけに傑を呼びました。』
ぐっと手に力を入れる。
私はいつだってそうだった。
任務だって別に非術師を守るためじゃなくて自分と傑のためで…傑が怒って制御が難しい時と、話したがってる時だけ顕現させていた。
私の意思で、他の誰かのために呼び出すなんて
「そうか、一歩前進だな。」
『私…少し、思い出したんです。』
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「約束だよ。
Aが大人になったら私とAは結婚するんだ。」
『いいよ！
じゃあ私達は、ずーっと、ずーっと！
一緒だね！』
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『傑だけが私を呪っているんじゃなくて、私も傑に呪いをかけたのかもしれません。』
「これは…五条の持論を借りることにはなるが、愛より歪んだ呪いはないんだってさ。」
そう言って私から目線を外すと、ゆっくり目を閉じた。
『家入さん、私は呪術高専で
傑がまた、心の底から笑えるようにします。』
「そうか、
頑張れよA。応援してる。」
と優しく微笑むと、ポケットから飴を取り出して私にぽいと投げる。
『っわ…。』
「伏黒の見舞い、行ってこい。」
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K飴(プロフ) - 蒼尾さん» いえいえ！お気になさらず！😌 (2022年3月21日 1時) (
レス) @page25 id: fa92fa8cbc (このIDを非表示/違反報告)
蒼尾 - やっぱり題名が同じだと失礼な気がするので辞めておきます。理由としては内容が少し被ってしまうというのがあってそれだとパクってしまったという感じになってしまうので。すいませんでした。 (2022年3月20日 18時) (レス) id: d5f83f6be7 (このIDを非表示/違反報告)
K飴(プロフ) - 蒼尾さん» コメントありがとうございます！内容が同じでなければ全然大丈夫ですよ！😊 (2022年3月19日 14時) (レス) id: fa92fa8cbc (このIDを非表示/違反報告)
蒼尾 - 最後まで見ました！とても見るのが楽しかったです！あの無理だったらいいんですが、他のアプリで題名は同じなんですが内容はちがう小説って作っても大丈夫ですか？あと、無理せずに自分のペースで更新してってくださいね！ (2022年3月18日 23時) (レス) id: d5f83f6be7 (このIDを非表示/違反報告)
K飴(プロフ) - シオリさん» コメントありがとうございます〜！！😭激遅更新ですが、頑張ってもらわせます！！ (2022年2月21日 14時) (レス) id: fa92fa8cbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K飴 | 作成日時：2021年12月29日 19時
