特級過呪怨霊’’夏油傑’’【呪術廻戦】

第二十話 ページ27

「何が割とよ！
一度ぶっ転がされてんのよ！？
圧勝！！コテンパンにしてやんのよ！！
真希さんのためにも！！

そうだろA！！！」


『はは、そうだね。』


誰よりも勢いと気合の入った釘崎さんにそう問われ、思わず笑いながら拳を軽く上げる。

そういうのやめろ、と照れる真希先輩。


「明太子！！」


「そう！！真希のためにもな！！」


と、悪乗りする先輩たち。


「へへっ、んじゃまぁ。

…勝つぞ。」


引き締まった空気。


いいね、これこそ東京校だ。


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「開始1分前でーす。

ではここで歌姫先生に、ありがたーい激励のお言葉を頂きます。」


「はぁ！？え…えーっと、あー…ある程度の怪我は仕方ないですが…そのぉ…時々は助け合い的なアレが…」


「時間です」


「ちょっ五条！！アンタねぇ…！」


「それでは姉妹校交流会

スタート！！！」


「先輩を敬え！！」


ﾋﾟｰｶﾞｶﾞ


力が抜ける…。


「ボス呪霊どの辺にいるかな？」


「放たれたのは両校の中間地点だろうけど…まぁじっとはしてないわな。」


「例のタイミングで索敵に長けたパンダ班と恵班に分かれる。

後は頼んだぞ、悠仁。」


「オッス！！」


ま、成るように成る…か。


さっさと呪霊を祓う先輩の後ろを走る。


「先輩ストップ！！」


「よぉーし！！全員いるな！！まとめてかかってこい！！」


突然、京都校の体が大きい人が襲いかかってくる。


「散れ！！」


『血の気が多いな全く…。』


「東堂一人でしたね」


あの人東堂さんっていうのか…。


「やっぱ悠仁に変えて正解だったな｣


三人で走っていると、またもや上に京都校の人が居た。


『京都校は上から来るのが好きなのかな？』


「やば。」


「真依、メカ丸、西宮のカバー。」


「御意」


「まぁ、あの人居ないと困るしね。」


流石にそう簡単には落とさせてくれないか…。


そう足を止めようとしたその時、真希先輩の大きな声が聞こえた。


「止まるな！先行けA！」


『…ッ呪霊だけでも置いて行きますよ！』


そう言って適当に遠距離型の呪霊を置いて、走るのを再開する。

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暫く走って呪霊を祓ったけど、中々お目当ての頭には会えない。

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