第三話 ページ5
In原宿
『何故に原宿集合なんですか…』
「本人がここがいいって言ってたから!」
「俺アレ食いたい!ポップコーン!」スタコラー
『嘘でしょ虎杖くん、勘弁してくれよ…』
さっさとポップコーンの方へ走っていった虎杖くんを二人の少し後ろから眺めていると誰かの手が肩に乗った。
『っ!?』バッ
「あー、ビックリさせちゃったかな!」
振り払うように後ろを向く。
「こういうものなんだけど…君はモデルとか興味無い?」
『モデル?』
そう言って渡された名刺を見る。知らない事務所…。
「ひと目見てビビッときちゃったんだよねえ!」
『…ごめんなさい。私今忙しいので、そんなことにうつつをぬかしてられないです^^』
これくらいはっきり言えば諦めるだろうと思い、名刺を突き返した。
「いやいや!ほんのちょーっと時間があればいいからさ!」
人間の言葉が理解できないのかな?訳:しつこい。食い下がるな。
…そろそろ傑がキレそうだ。
「ちょっとアンタ、私は?」
尚も食い下がるあいつに茶髪の可愛い子が話しかけた。
声をかけるのは好きなくせにかけられるのは嫌なのか少し表情を崩す。
「いや…急いでるんで…」
正直、ザマアないなと思っている。
流石に前の三人も気がついたのかさりげなく私を後ろへ下げる。
『もっと早く来てくださいよ…』
「いやあ、ごっめーん!」
と言ってかわいこぶる28歳男性。キッツ。
そんな話をしていると、三人は自己紹介を始めようとしていた。
「釘崎野薔薇、喜べ男子、絶世の美女よ。」
「俺、虎杖悠仁!仙台から!」
「…伏黒恵。」
『や、私は司埼A、仲良くしてほしいな。』
釘崎さんは男子二人を見てため息をつくと私に視線を移す。
「…!?
ちょっとあんた何のつもり?呪われてるわよ。」
そう言って私の首元に五寸釘をあてがった。
そして先程のスカウトマンの件もあってかとうとうキレた。傑が。
「おおっと野薔薇ー、ちょっと離れたほうがいいかもー。」
「…え。」
ずるり。
「な、Aにいいい…さ"わ"る"な"あああ!」
「…マジ?嘘でしょ?」
「じゃあこいつは僕から紹介!Aの事がだ〜い好きな特級過呪怨霊、夏油傑くんでえす!」
『傑。その人は私の友達なんだ。大切にしないと私、怒るよ。』
「…!!ご、ごめんねええ!きら、きらわないでええ!」
そう言って傑はメソメソと泣きついてくる。
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K飴(プロフ) - 蒼尾さん» いえいえ!お気になさらず!😌 (2022年3月21日 1時) (レス) @page25 id: fa92fa8cbc (このIDを非表示/違反報告)
蒼尾 - やっぱり題名が同じだと失礼な気がするので辞めておきます。理由としては内容が少し被ってしまうというのがあってそれだとパクってしまったという感じになってしまうので。すいませんでした。 (2022年3月20日 18時) (レス) id: d5f83f6be7 (このIDを非表示/違反報告)
K飴(プロフ) - 蒼尾さん» コメントありがとうございます!内容が同じでなければ全然大丈夫ですよ!😊 (2022年3月19日 14時) (レス) id: fa92fa8cbc (このIDを非表示/違反報告)
蒼尾 - 最後まで見ました!とても見るのが楽しかったです!あの無理だったらいいんですが、他のアプリで題名は同じなんですが内容はちがう小説って作っても大丈夫ですか?あと、無理せずに自分のペースで更新してってくださいね! (2022年3月18日 23時) (レス) id: d5f83f6be7 (このIDを非表示/違反報告)
K飴(プロフ) - シオリさん» コメントありがとうございます〜!!😭激遅更新ですが、頑張ってもらわせます!! (2022年2月21日 14時) (レス) id: fa92fa8cbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:K飴 | 作成日時:2021年12月29日 19時