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私は、私が出来ることならなんでもしよう
とこの時考えていた。
でも彼は予想を遥かに超えたお願いを私に伝えた。
「俺を...愛してほしい。」
.....え?
息が出来なかった。
驚きと。ドキドキと。色々な感情が混ざりすぎて、よくわからなかった。
普通、こんなことを言われたらおかしくて吹き出してしまうかもしれない。
でも彼が、、
彼があまりにも悲しそうに笑うから。
捨てられた仔犬の様な表情でこっちを見てくるから。
、、、こういう時、なんて言えばいいの?
私は...私は.....
必死に考えて口を動かす。
「私は...私が出来る範囲のお願いだったら...
聞いてもいいかなと思っていましたが、、
すみません。それは出来ません。
だってまだ数分前に会ったばかりだし、あなたの事を何も知らないし、、「じゃあこれから俺を知っていってくれない?」
私が話している途中に彼は食い気味で言ってきた。
私は仔犬の様な顔に弱いらしい。
戸惑いながら私は「...はい」という言葉と同時に
うなずいた。
その後私と彼は連絡先を交換した。
二言三言ぐらいは交わした。
ずっと胸を締め付けられている様だった。
雨の中、傘もささずにどこかへ去っていく彼をぼーっと見ながら考えた。
どうしてこんなことになった?
どうしてこの状況に陥った?どうしてお願いを聞くことになった?
そうか。
、、、私は彼に一目惚れをしてしまった。
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oimo(プロフ) - みおーさん» コメントありがとうございます!やっと更新できました!これからもよろしくお願いします♪ (2017年7月15日 6時) (レス) id: e93aa8496c (このIDを非表示/違反報告)
みおー(プロフ) - 続きがすごく気になります!更新楽しみにしています!! (2017年7月7日 13時) (レス) id: 2b80127aec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:oimo | 作成日時:2017年6月21日 22時