第7Q ページ8
『わっ!テツヤすごいっ!』
私が叫んだのは、あれから3ヶ月くらい経った部活で、だった。
テツヤが征十郎に頼んでテストを願い出たらしい。
3軍vs2軍の試合形式のミニゲーム
それでテツヤは成果を出すと言ったのだった。
実は、あのとき征十郎がテツヤの影のうすさを見てそれを活用すればいいとアドバイスをくれた。その後練習に励んだテツヤは、ようやく自分の影の薄さを活用したプレーができるようになったらしい!
3ヶ月で、だよ!?
さすが、努力家テツヤ。
ピッーっと高い音が鳴ってジャンプボールからスタートした。
そこで私達は驚愕のプレーを見ることとなる。
『え・・・?今、どうやってパス通った!?』
しっかり見ていたはず、でも、いつの間にかパスが通って、点数が決まっている。
思わずさつきに聞いたが、さつきも驚いた顔をして、首を横に振った。
もしかして、テツヤの新しい力って、これ!?
それから、しっかりテツヤを目で追っていると
バシュッ
パスが曲がった?
そうか・・・、テツヤは自分の影の薄さを生かして、コート上から自分の存在を消してるんだ。
手品でよく使われるもの。
意識を自分から違うところへ移すことで自分が消えたように見せる技。
パスの中継役になってるんだ!
テツヤはその力を身につけたってことか!
『すごい・・・』
▽▲▽▲▽▲
テツヤの一軍昇格が決定したことは言うまでもない。
そのとき私は冒頭のように叫んでしまったのだ
だって、嬉しかったんだもの。
歓喜のあまり、テツヤに抱きつく
『すごいよ!テツヤ!
おめでとー!』
黒「あ、ありがとうございます。」
すると、テツヤは気まずそうに言った。
黒「あの・・・Aさん、離れて貰えませんか?僕も一応、男なんで・・・」
テツヤを見上げると、彼は頬を赤らめた。
逃げるように目線をそらす。
黒「周りの目が痛すぎます。特に青峰君の」
はい?
不思議に思って、テツヤから離れ周りに目をやると、みんなテツヤを睨んでいた。特に大輝は険しい顔をしていた。
なんで?
その後、テツヤが質問攻めにあったということは、私だけ知らなかった。
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涸萌佳雨@Project KZ(プロフ) - のあさん» ありがとうございます!心配だった黒子君side、まさか良かったと言ってくれるとは思っておりませんでした。これからもよろしくお願いします。 (2019年8月22日 20時) (レス) id: 2d8366773d (このIDを非表示/違反報告)
のあ - とても面白いです!それに二人共自分の気持ちに気づきそうで気づかないっていうもどかしさがいいです!黒子くんsideもとても良かったです!更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2019年8月21日 21時) (レス) id: 58d0df364d (このIDを非表示/違反報告)
涸萌佳雨@Project KZ(プロフ) - きよりんさん» はい!まぁ、私も親にオタクと言われているので、お互い様でしょうwオタクで何が悪いっ! (2019年8月21日 19時) (レス) id: 2d8366773d (このIDを非表示/違反報告)
きよりん(プロフ) - 涸萌佳雨@Project KZさん» ありがとうございます。完全にオタクを発揮した結果だと思います(笑)更新、頑張って下さい、応援しています! (2019年8月21日 19時) (レス) id: 5f1549994e (このIDを非表示/違反報告)
涸萌佳雨@Project KZ(プロフ) - きよりんさん» 私も結構公式設定にはこだわるタイプなどで、こういう指摘は嬉しいです!黒バスではまだまだわからないことが沢山あるので、またなんかあったら気軽にコメントください。アニメ、映画、漫画、小説すべてに目を通しているなんて、尊敬します! (2019年8月21日 16時) (レス) id: 2d8366773d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涸萌佳雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/
作成日時:2019年7月15日 23時