第5Q ページ6
『テツヤ！何してんの！？』
久しぶりに会ったのでつい大きな声が出てしまった。
黒「Aさん、お久しぶりです。
僕、毎日ここで自主練してるんです。
もちろん、許可は取ってます」
と、生き返った大輝が「誰だお前？」といつもの口調で言った。
黒「黒子テツヤです。」
大輝は、ふぅん、と言って私を見た。
青「A、こいつ知り合い？」
私は頷く。
『テツヤとはぶつかって知り合った』
簡潔に言うと「なんだそれ」と睨まれた。
怖いよ、うん。
青「そんなことより」
そんなことよりって、聞いてきたのは大輝ですよ？
青「A、よくこいつ見つけれたな。
影薄すぎてわかんなかった。」
は？
『影が･･･薄い･･･っ？』
改めてテツヤを見つめる。
いや、どっからどう見てもいるって気づくし、影なんて薄くないよ。ってか、水色ヘアーな時点で目立つって･･･
そう伝えると、2人は驚いた顔をした。
青「A、マジかよ。
何？そういう特殊能力？」
黒「会った時、まさかの気づかれるとは思いませんでしたから、僕もびっくりしましたよ。
ヤッパリそういう能力があるんでしょうね」
『え、つまり、私すごいってこと？』
私の言葉は華麗にスルーされました。
大輝はいいけど、テツヤまでっ！
青「バカはほっといて･･･青峰大輝だ。よろしく」
バカは大輝のほうだっ！！
私はまさかテツヤな練習してるとは思っていなかったから驚いた。
努力家なんだね、テツヤ。
▽▲▽▲▽▲
テツヤは弱い。
ゴールは入らないし、人は抜けない。
そして、体力がない。
でも、私はテツヤには誰にも真似ができない特別な力があると思ってる。
なんか、テツヤを纏ってる雰囲気がそう言っているように見えてしまう。
ある日いつも通り練習しているとき。
黒「青峰君。シュートを教えてください」
唐突にテツヤが言った。
大輝は快く承諾し、教えるのだが･･･
青「なんで入らないんだ！？」
何故か入らない。おかしい。
フォームはあってるし、力加減もちょうどいいと、私も思うのに･･･
もしかして、テツヤの持っている力って、ゴールが入らない･･･いや、入れない力！？
んなわけないか･･･と心の中で突っ込む。
と、とにかく、テツヤ、ファイト！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 256人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「黒子のバスケ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
涸萌佳雨@Project KZ(プロフ) - のあさん» ありがとうございます！心配だった黒子君side、まさか良かったと言ってくれるとは思っておりませんでした。これからもよろしくお願いします。 (2019年8月22日 20時) (
レス) id: 2d8366773d (このIDを非表示/違反報告)
のあ - とても面白いです！それに二人共自分の気持ちに気づきそうで気づかないっていうもどかしさがいいです！黒子くんsideもとても良かったです！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年8月21日 21時) (レス) id: 58d0df364d (このIDを非表示/違反報告)
涸萌佳雨@Project KZ(プロフ) - きよりんさん» はい！まぁ、私も親にオタクと言われているので、お互い様でしょうwオタクで何が悪いっ！ (2019年8月21日 19時) (レス) id: 2d8366773d (このIDを非表示/違反報告)
きよりん(プロフ) - 涸萌佳雨@Project KZさん» ありがとうございます。完全にオタクを発揮した結果だと思います（笑）更新、頑張って下さい、応援しています！ (2019年8月21日 19時) (レス) id: 5f1549994e (このIDを非表示/違反報告)
涸萌佳雨@Project KZ(プロフ) - きよりんさん» 私も結構公式設定にはこだわるタイプなどで、こういう指摘は嬉しいです！黒バスではまだまだわからないことが沢山あるので、またなんかあったら気軽にコメントください。アニメ、映画、漫画、小説すべてに目を通しているなんて、尊敬します！ (2019年8月21日 16時) (レス) id: 2d8366773d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：涸萌佳雨 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/
作成日時：2019年7月15日 23時
