どうやら私はさつきに敵対視されてるようです。【黒子のバスケ】

第21Q ページ22

え、なんで？


瞬間、ハッとした。

これは、まさか、間接キス･･･ではないかっ！


私なんてこと言ってしまったんだ･･･



でも、ごめんなんて謝ったら、なんか気まずい空気になりそう･･･


よし



『テツヤ、どうしたの』


冷静を装う！


黒「あ、いえ。いいですよ」




私たちはお互いのカップをトレード

さつきと大輝は喧嘩していて、気づいていない←







よし、と心を決めた。


そして、それを口に運ぼうとしたそのとき、隣から手が伸びて、バニラシェイクをかっさらった。


『へ･･･えええっ！？』


勢いよく隣を見ると、大輝がバニラシェイクを飲んでいた。


黒「青峰君。それ僕のですよ」

テツヤ、冷静･･･


青「あれ、いちごじゃねーの？」

『あ、うん。』


桃「ん？じゃぁ、テツ君が持ってるのは･･･」

さつきがテツヤの手からいちごシェイクを奪い、1口飲んだ。

桃「いちごだっ！」


青「なんだ、お前ら･･･

お互いの交換し合ってたのか？」


まぁ、そういうことになるけど


桃「え･･･それって、間接キ･･･」

わっ、言わないで！

気がついたら、さつきの言葉を遮り、立ち上がっていた。




『えええっと、、た、ただ単にバニラを飲みたくなっただけであって、少し飲ませてって言ってから気づいちゃったし、でも、今更返すのも気まづいしって思って･･･

だから、その･･･






ごめんっ！』


私は頭を下げ、残り少なくなっていた、チーズバーガーを食べ、店を飛び出した。


あー、私のバカっ！

さつきに協力するって言ったのに

あぁ、おしまいだー！明日から無視されるんだ！さつきに、白い目で見られるんだっ！

そう思ったら急に体が重くなった。
走ったせいか、疲れも出てきた。


今日は帰ったら寝よう。



そう決意して、夜道へと進んで行った。



▽▲▽▲▽▲


青「なんだったんだ？」
桃「行っちゃった･･･」




黒「僕も、そろそろ帰ります」


青「お、おう。明日なー」
桃「バイバイ、テツ君！」

黒「はい、さようなら」





桃(テツ君。Aと間接キスするの、嫌じゃなかったのかな･･･？)
青(Aのシェイクがバニラでよかったわ)

第22Q→←第20Q

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す