第108Q ページ32
『あの、バカ峰!!!』
皆さん、こんにちは、AAです。
この春から、誠凛高校バスケ部のマネージャーになり、今日はインターハイ決勝リーグ初日。
祭りの初日に、コートに立った私は、敵陣にいる知り合い、桃井さつきと話している最中に冒頭のように叫んだのだった
私が、今日、試合で勝ちたいと思っていた相手、青峰大輝ははなんと遅刻で不在だそうだ!!!コノヤロウめ!!
桃「A、落ち着いて・・・。連絡はもう着いててコッチに向かってくるらしいから、多分第3Qには間に合うよ。」
『最初からいなきゃ意味ないじゃんか!!!』
ほんと!いつからこんなんになっちゃったのさっ!!??
「君、誠凛のマネージャー?」
怒りを抑えきれずにいる私に声をかけたのは、桐皇の主将今吉翔一さん。糸目に関西弁が特徴。
『あ、はい!今日はよろしくお願いします』
今「そんな堅くならんでええよ。
それより、君うちの青峰と知り合いなん?」
今吉さんは何かを探るように私の全身を眺める。
『はい・・・、中学時代、マネージャーで』
今「なるほどね・・・。
電話の相手は、お前さんだったちゅうわけか」
どゆこと?
はてなマークを浮かべる私の横で、さすがです、とさつきが笑顔で言っていた。えっと、本当に何?
今「そんなに怒らんくても、そっちにとってはラッキーやろ?強敵の青峰、おらんから
ま、せいぜいよろしく頼むわ」
ひらりと手を上げ、ベンチに戻って言った今吉さんの背中を眺めていた私は、真面目な顔でさつきに言った。
『ねぇ、あの人怖いんだけど』
▽▲▽▲▽▲
青峰のいない桐皇戦、開始のブザーが鳴り響く。
満を持してこの会場に入ったけど、青峰がいなくて落胆・・・
なんてする訳もなく、むしろ逆に怒りが溜まってやる気がみなぎっている大我に嬉しさを覚えた。
青峰がいない間に点差つけてやる!と意気込んで試合が開始されたが、そう上手くいく訳もなく・・・超攻撃型の桐皇に対し苦戦を強いられる
それもそのはず、向こうにはハイレベルな選手に加え、さつきがいるのだ・・・。情報収集能力に長けた彼女には全てお見通しってわけ
そして、第2Qも残り数分となった時に、青峰がやってきた。
あいつがコートに立つだけで、威圧感、存在感がビシビシと伝わってくる。
何となく、嫌な予感が、したんだ・・・。
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涸萌佳雨(プロフ) - ミオさん» コメントありがとうございます(՞ . .՞) 近日公開ですので、今しばらくお待ちください!話の内容をどこまでにするかで題名を検討中なのです(*´ `*) 早く皆様に公開できるように頑張りますね! (2022年11月23日 11時) (レス) id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - パスワードってなんですか( ; ; ) (2022年11月22日 22時) (レス) @page36 id: 7d809c8ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涸萌佳雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/
作成日時:2021年9月23日 19時