第116Q ページ40
青峰side
俺は、俺の背中に乗っていたAから家の鍵を貰って、玄関の扉を開けた。
Aの部屋まで運び、熱さまシートの在処を聞いてそれを取りに行き戻ってくると、着替えたのかパジャマ姿のAがいた。
正直、理性が持つかどうかの戦いだった。
好きな女のパジャマ姿に萌えない男はいないだろ･･･！？
額にシートを貼り付け、寝るよう促した俺は帰ろうとした。
そう、帰ろうとしたんだ。
けど
『･･･大輝、帰っちゃうの･･･？』
久しぶりに名前を呼ばれた。
甘えてくるような声に、引き戻されたのは言うまでもない。
『いなくならなように、手、握ってて』
そう言うから、手を繋いでやった。
そしたら、直ぐに眠りに落ちたので、俺は安心した。
その時、枕元にあったAの携帯が通知を鳴らす。
視界に入ったそのディスプレイに、テツヤの文字があったから、俺は思わず見てしまったのだ。
"明日、部活一緒に行きませんか？"
"迎えに行きます"
こいつに1番近い存在はテツに違いない。
それが、無性に嫌だった。
「俺、まじてお前に溺れてくわ･･･」
その呟きは誰にも聞こえるはずもなく、気がついたら俺も寝ていて、翌朝、Aの声で目が覚めた。
彼女の額に貼ったはずのシートは剥がれていて、俺は思わず、近づいて額に触れた。熱は下がっていた。
「よかった」
ボソッと言うと、Aが上目遣いに俺を見つめた。
『ありがとう･･･』
少し赤らんだ頬に潤んだ瞳･･･、極めつけは、上から2つほど外れたボタンのせいで、覗く谷間
まじて、一瞬襲いそうになった。
辛うじて、理性が働いてくれた。
▽▲▽▲▽▲
それからはほとんど地獄のようだった。
緑間のせいで、Aの過去とやらが気になって仕方ねぇ
今度会ったら聞いてやると心に決めた。
だから、インハイで姿を見た時に思わず声をかけたんだ。
この間は火神がいたおかげで話せなかったからな･･･。
告るつもりはなかったけど、勢いがついて、今なら言える気がした。
ただそれだけだった。
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涸萌佳雨(プロフ) - ミオさん» コメントありがとうございます(՞ . .՞) 近日公開ですので、今しばらくお待ちください！話の内容をどこまでにするかで題名を検討中なのです(*´ `*) 早く皆様に公開できるように頑張りますね！ (2022年11月23日 11時) (
レス) id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - パスワードってなんですか（ ; ; ） (2022年11月22日 22時) (レス) @page36 id: 7d809c8ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涸萌佳雨 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/
作成日時：2021年9月23日 19時
