第75Q ページ39
ブザーが鳴り響いた。
テツヤは、貰ったボールを1度スルーし、逆の手で日向先輩にそれを放った。
この状況で日向先輩が外す訳が無い。
見事にボールはゴールに吸い込まれ、準決勝は誠凛の勝利で終わった。
『勝っ、、、た!!!』
私は思わず隣にいた大我の腕を引いた
『大我っ、勝った!勝ったよっ!!!』
火「わーってるよ!勝ったな・・・。」
次は・・・秀徳、だ。
私はまだ試合途中の秀徳のベンチに目をやった。
こちらの様子を見ていたのか、緑間と視線がかち合う。彼は不敵な笑みを浮かべた。来たか・・・と言わんばかりの顔。
私は不思議な高揚感を覚えた。
あいつ、
▽▲▽▲▽▲
決勝までの時間、私とテツヤは自動販売機に飲み物を買いに来ていた。
大我は寝てる。ぐっすり。
きっと正邦戦での己の失態に反省してるんだろうな、次の秀徳戦に向けて体力を貯めてるって感じもする。
きっと、次の試合は活躍するんだろうなと心で思いながら、自販機で飲み物を選んだいたら声をかけられた。
「あれっ、黒子っちにAっちじゃん」
『あ、涼太。来てたんだね。』
ガタンと音を立てて落ちてきたペットボトルを取り出しながらテツヤが不服そうに言う。
黒「久しぶりですね、Aさんのその呼び方」
黄「この間の試合の後からなんスよ!俺嬉しくて毎晩泣いてるんス・・・!」
『それは嘘。』
呼び方変わった時正直悲しかったんスよ!と言われるが、結構無自覚だった・・・。今思えば君たちが変わったからなんだけどねぇ
慰めてくださいっス!と言われたので、はいはい、と頭を撫でてやった。犬っぽいところは変わらない。
黄「そういえば、Aっち、俺あの後大変だったんスよぉ」
話を聞くと、私と涼太が話している所を学校の女の子に見られてたらしくて、噂されたそうな。
黒「またですか。」
テツヤがあきれて言うのは今までもそうだったから。
マネージャーって立場もあって、彼らとは仲良くさせてもらってたのが仇となって、付き合ってるんじゃないの!?みたいな噂は中学時代結構あった。
特に人気な涼太と赤司は、ね。
その度に全力否定してきて何とかやってこれた。
そんな涼太がテツヤを見ながら、ニヤニヤする
黄「いやぁ、黒子っち、わかりやすいスね」
黒「僕は中学からこんな感じですけど」
黄「確かに、あの頃も分かりやすかった」
うん、何の話・・・?
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涸萌佳雨(プロフ) - はい、ありがとうございます!インフル、怖いですよね・・・。私、結構風邪とか引かないけれど、気をつけます!実際、油断してこの間、肺炎になってしまったのでw受験頑張ります、コメントありがとう! (2019年11月4日 23時) (レス) id: 2d8366773d (このIDを非表示/違反報告)
白雪 麗華 - 受験、大変ですね。これからインフルも流行ってますし、今年のインフルは中々治らないので自分の体長管理に気を使って下さい。私は今高校二年生で受験の大変さが凄く分かります。しっかり勉強しっかりしてしっかり睡眠もとって下さいね。 (2019年11月4日 15時) (レス) id: 7bbb3379fc (このIDを非表示/違反報告)
涸萌佳雨(プロフ) - 綾さん» 応援ありがとうございます!! (2019年10月14日 14時) (レス) id: 2d8366773d (このIDを非表示/違反報告)
綾 - ガンバ!? 面白いです。これからも見てます (2019年10月14日 9時) (レス) id: 21c3761e82 (このIDを非表示/違反報告)
涸萌佳雨@Project KZ(プロフ) - 輝夜さん» はい…! (2019年10月6日 9時) (レス) id: 2d8366773d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涸萌佳雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/
作成日時:2019年8月26日 1時