検索窓
今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:75,962 hit

第52Q ページ16

『いや、部屋に待たせてる人がいるので、、』


いそいそと立ち去ろうとするも、腕を掴まれた。


「いいじゃん、ちょっとくらい。その子も誘ってさ!とりあえず、一緒に行こ?」



ぞわぞわっと悪寒が走った。



『やめてください!離して!』




叫んでみるも、離すどころか逆に引っ張られる。




こんのぉぉおおぉおお!





『離してって、言ってるでしょうがあああっ!』



私は、その男の手を自分の方に引っ張り、そいつがバランスを崩したところで足を引っ掛けて転ばせてやった。



『誘拐として訴えられたくなければとっとと消えてください』




語尾にハートがつきそうな勢いで言い放つと、もう1人の人が、しりもちをついている人を引っ張って消えていった。





はぁ、疲れた。






床に落ちてしまったペットボトルを拾って、部屋に向かおうとして気づいた。


そこにテツヤが立っていたことに。




『あ、テツヤ。なんでいるの?』



テツヤは無言のままでいたけど、しばらくして答えた。



黒「ちょっと遅かったので心配で、」


そうだったのね、ごめんね遅くて。




黒「Aさんって、強んいですね、、驚きました。」



『んー、何故か小さい頃から護身術やってたし、バスケで腕の強さはあるからかも。』





部屋に戻ってからは、雑談して、それから寝た。

日中の疲れもあって私はすぐ寝てしまった。




▽▲▽▲▽▲




黒子side




天井とにらめっこをしながら、先程のAさんを思い出していました。


あんなに強いとは、、いやでも、果敢に立ち向かってるのがAさんらしいなと。




けれど、彼女は気づいてないと思います。





その両手が小さく震えていたことに。






僕は、握って慰めてやることも出来ませんでした。





情けないですね、男のくせに。





Aさんは、僕を男として見てないのも結構グサッときました。


信頼されているのは嬉しいのですが、少しは意識して欲しかったです。





そんなことを思いながら、眠りに落ちた。

第53Q→←第51Q



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (82 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
272人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

涸萌佳雨(プロフ) - はい、ありがとうございます!インフル、怖いですよね・・・。私、結構風邪とか引かないけれど、気をつけます!実際、油断してこの間、肺炎になってしまったのでw受験頑張ります、コメントありがとう! (2019年11月4日 23時) (レス) id: 2d8366773d (このIDを非表示/違反報告)
白雪 麗華 - 受験、大変ですね。これからインフルも流行ってますし、今年のインフルは中々治らないので自分の体長管理に気を使って下さい。私は今高校二年生で受験の大変さが凄く分かります。しっかり勉強しっかりしてしっかり睡眠もとって下さいね。 (2019年11月4日 15時) (レス) id: 7bbb3379fc (このIDを非表示/違反報告)
涸萌佳雨(プロフ) - 綾さん» 応援ありがとうございます!! (2019年10月14日 14時) (レス) id: 2d8366773d (このIDを非表示/違反報告)
- ガンバ!? 面白いです。これからも見てます (2019年10月14日 9時) (レス) id: 21c3761e82 (このIDを非表示/違反報告)
涸萌佳雨@Project KZ(プロフ) - 輝夜さん» はい…! (2019年10月6日 9時) (レス) id: 2d8366773d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:涸萌佳雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/  
作成日時:2019年8月26日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。