＃ ページ18
少々時を遡ろう。
ショッピはAに言われた通り掃除洗濯を済ませ、鬱と共に料理をしようとしていた。
昼食作りと夕食の仕込み、さてどうしようかと悩む訳で。
「メニュー、何が良いんですかね」
「せやなぁ･･･Aちゃんそこまで拘るタイプと違うやろ、旨ければ何でも良さそうやけど」
「まぁそうですよね･･･あんまり食材を使う訳にもいきませんし」
改めて、この場にいるのが鬱と自分で良かったと思う。
もしこれがコネシマとシャオロンだったら？･･････言わずもがな、惨劇の始まりである。
自分は料理が得意とは言わないが、別に下手ではない。鬱も同様だ。
それでも男二人、先程から少ない自炊の知識を使って出るメニューは数少ないが。
ひとまず彼の苦手なパプリカは入れられるメニューにしよう。
「･･･まぁ、昼食はこんなもんでええか」
目の前にあるチャーハンを見てそう独りごちる。
こっそりパプリカを混ぜたのに気づかれたので「大人の男ならいけますよ」と言っておいた。
これで昼食は確保出来たが、いかんせん作るのが早すぎただろうか。まだ昼と言うには程遠い。
冷蔵庫に入れといてレンジでチンすればええか、と皿に盛り付ける。
後は夕食の支度。
Aは案外何でも食べるのでそこまで奇抜でなければ良いと思うが、どうだろうか。
アレルギーでも無ければ全然問題ないだろう。
･･････それなら無難にオムライスでも、
･･････待てよ。
そこまで考えて、ショッピは気づいた。
「卵、後いくつあった･･･？」
確認しようと冷蔵庫を開けば、もののみごとに卵は無くなっていた。チャーハンで終わっている。
やっぱりか、と頭を抑えて考える。夕食に卵を出さなかったとして、明日の弁当に卵を使うとしたら。
Aが卵を使うつもりがあれば後から買いに行かねばならなくなる。つまり手間だ。
それならまだ電話をして無くなった事を伝え、帰り道に買って貰う方が懸命だろう。
仕方がない、とショッピは家の電話の受話器を取った。
ぴるるるるる。
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影葉(プロフ) - ラキさん» 告白されてしまった･･･(？)気に入って頂けたなら何よりです！コメントありがとうございます！ (2018年11月24日 1時) (
レス) id: 336f8f7a18 (このIDを非表示/違反報告)
ラキ - あっ...(語彙力消滅)....好きです(突然の告白) (2018年11月23日 23時) (レス) id: 7992d320a8 (このIDを非表示/違反報告)
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