中 原 中 也 * ページ5
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「中也さん!花火しましょう!」
「今4月な。普通やらねぇだろ」
「いいじゃないですか、夜の海で線香花火とか夢じゃないですか!?ね!?」
「……わかったから服を引っ張るな」
結果、彼女の勝ちで“俺が”運転をして浜辺近くに車を停めた。彼女が持ってきた大量の花火セットで花火パーティだとか。まぁ、彼女の意見を結局は賛成してしまう自分がいるのだ。
「何で、いきなり……」
「思い出にはなるでしょう?」
「何のだ?」
子供みたいに走り回り乍花火をする彼女がいきなり手を止めて言ったのだ。何故今日を思い出にしたいのかがさっぱり分からなかった。そのまま、自分が持っている線香花火に目を落とすと丁度灯りが切れた。
「ふふふ、何だと思います?」
「何だろうな」
「ムッ、考えて下さいよ!!」
頬を膨らまして怒った彼女。愛らしいのにはかわりないがあまり怒らない彼女が其処まで言う事とはなんだろうか。
_____もう、いいですよ。
笑顔の彼女。
月に照らされた彼女。
揺らめいた目はまるで線香花火。
世界が一瞬静かになる。
_____「お誕生日おめでとう!中原さん!!」
「っ…あ………」
溢れた涙が止まらない。
彼女に近付いて、抱きついた。
この時、彼女を絶対離さないと決めた。
気付いてないかもしれないが、
この気持ちはお前にしか向いてない。
頬に手を置き、その手を唇に。
そのまま、柔らかな熱さを奪った。
「……月が綺麗だな」
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拗らせた - 病んでるちゅうやさん滅茶苦茶好き……個人的にいい具合に狂ってて最高です。 (2022年1月10日 3時) (レス) @page12 id: 14fc8cff86 (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - 中也さんカッコイイ(o´艸`) (2017年7月2日 22時) (レス) id: ca83106bac (このIDを非表示/違反報告)
*めろん*(プロフ) - とても素敵な作品ですね…!!これからも更新頑張って下さいヽ(*´∀`)ノ (2017年4月30日 10時) (レス) id: d1fab937f2 (このIDを非表示/違反報告)
るーみっくわーるど大好きアニオタ(プロフ) - リクエスト良いですか?。中也さんで・・・カゲロウデイズを!。お願いします! (2017年4月23日 12時) (レス) id: d405c935fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎雨 | 作成日時:2017年4月7日 21時