狗巻先輩に愛されたいっ

一年ズ7 ページ20

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「俺が1番重症なんすけど」



！！！！


「伏黒くん！！」





いけないいけない。


目の前の誘惑(狗巻先輩)にまけて、負傷している同級生の事を一瞬忘れてた。


申し訳ない。いや、本当に。





「しゃけっ」

狗巻先輩は伏黒くんの正面に行き親指をグッとたてた。



え！かるっ！狗巻先輩かるっ！


見るからにあたしより大怪我してるよ伏黒くん。







「あ。野薔薇ちゃんは！？」




「そっちには真希が行ってる。心配するな」


パンダ先輩は東堂と話しを終えてきたらしい。

あの大男の姿はもうなかった。



　

「そっかぁ、良かった」



ホッとした。


ひとまず一安心。



野薔薇ちゃんも怪我してないといいけど。


早く合流しよう。








スススッ



「おい。何故避ける」


「いやいや避けるでしょ」


「何でだよ！」




パンダがあたしの頭目掛けて手を伸ばしてきた。


だから避けたのだ、何もおかしくない。





「何する気ですか」


「いや〜俺も棘みたいに(さっきの見てた)先輩風ふかせて後輩に尊敬されようかな、と思って」



スススッ


「お気持ちだけで結構です」


「ほぅ…絶対撫でる。お前の頭、撫でさせろぉぉおお」


「え、ちょっ。嫌ぁぁぁああ！」



何故かスイッチの入った猛獣(パンダ)が追いかけてくる。


何でいつも追いかけてくるの！あのパンダ！




狗巻先輩のポンポン後だぞ！ダメに決まってるでしょ！






「おかか…」


伏黒くんの体を支えながら立ち上がる狗巻先輩は呆れ顔だった。


親指グッとかしてたけど、

やっぱり人一倍優しい狗巻先輩。




ああ、好き。








ポンポンッ



「よし！俺の勝ち〜」



「あぁぁあっ！！あたしの余韻がぁあ」




隙をつかれて結局パンダに頭タッチされた、

もはやポンポンじゃなくてボンボンだったけど。









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thankyou！



そろそろ虎杖くん出したい。
再開シーンはオリジナルでいきます。



あめ

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