【wrwrd】どえむな彼女に、悪戯とか意味あるの?～2【軍パロ】 (ページ28)

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彼らに聞いてみた～2 ページ28

os「もちろん好きやで。どんなものを引き換えに出してもいいくらいに。……なんちゃって、めう～」
休憩中の紅茶を入れながら上官はそうおっしゃいました。
部屋の温度が急激に下がったんじゃないかと思うほどの威圧と笑顔の冷たさに私は隠れて震えました。
しかしこの底知れない腹の中が上官の長所のひとつ。ただひたすらに彼女が好きであり、他人にはあまり触れられたくないんだな。と私はその表情から推測致致します。

彼女が来る度に自身や我々部下から聞いた菓子を買ってこっそり机に置いている犯人はこの方だと、彼女に教えて差し上げたい気分であります。

kn「え、好きやで!めっちゃ好き!俺が唯一甘えていられる人なんやであの人は!!」
散歩していた上官はそうおっしゃると嬉しそうに笑いました。
それを聞いて私は、ほぅ。と失礼ながらに感嘆してしまいます。
この上官が甘えることができて、甘えられても大丈夫な方である彼女。
上官が甘える姿など見たことはありませんが、それはその好きに比例するほどの凄まじいほどの甘えっぷりなんだろうと勝手ながらに推測致しました。

上官が何かと彼女と二人きりになろうとするのはこの為であったのか、と驚く次第にあります。

ut『へ、僕?…何や君、彼女のこと狙っているん?やめた方がええで、アレにはセコムいっぱいおるから』
煙草をふかしながら上官はそうおっしゃって歩き出してしまいました。
好きか嫌いかは答えず、いや、好きなんでしょうが、そこをはぐらかす上官はやはり女性の感情の掌握に長けていると感じます。
無類の女好きで有名な上官。つまりは言質をとられないようにすることで彼女に他の女性から目をつけられないようにしているのではと勝手ながらに思いました。

彼女が来る日には一切遊びに出歩かず、真面目に仕事をこなしているのは我々としては大助かりです。ですが、ことあるごとに彼女のことを気にかけるのは、少し控えた方がよいかと思う所存にあります。