検索窓
今日:1 hit、昨日:11 hit、合計:31,905 hit

*18* ページ20

「石川慎吾さんですよね?トレーナーの白石です。よろしくお願いします。」





初めて会った時は、やっぱりジャイアンツって凄いんやなって思った。



だって、ファイターズには女のスタッフさんはいてもこんな美人はおらんもん。


こんな、美人トレーナーがおるってどういうことやねん!って感じ。






36「慎吾って呼んでください。俺、年下だし。タメでお願いします。」




付き合ってきた子は年下が多かったし。


一個の年の差が大きく感じて。


Aさんはぱっと見クールビューティーだけど




よく笑うし





関西弁出るし







笑顔が可愛い









だけど









時々、Aさんが誠司さんのことを見て







少し悲しそうに笑うのは、どうしてなんやろってずっと思ってた。









36「Aさんって、誠司さんのこと好きなんすか。」



一回、酒の勢いで聞いたことがある


「まさか笑。ファンの子達に殺されちゃう笑」







その時は、嘘をついてるみたいに思えなかったけど。




ジャイアンツで時間を過ごすに連れて一つだけ気づいたことがある。









誠司さんだ。








Aさんが誠司さんを見てる以上に、誠司さんがAさんを見てる。




それも悲しそうに。









だから、ずっと聞いてみたかってん。









36「誠司さんって好きなんすか、Aさんのこと。」



22「は、どうしたん、急に。」





後ろから卓三さんの焦ったような声が聞こえるけど、気にしない。





36「付き合ってるんっすか?二人って」









カップルなん?





喧嘩したん?




両片想い?






それとも別れ話中?









俺にチャンスはある?

*19*→←*17*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
169人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ジャス | 作成日時:2019年2月7日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。