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83「じゃあ、Aは一軍帯同と言う事で。沖縄来てね。」
宮崎キャンプの最終日。監督室に呼ばれると、原監督から直々に沖縄行きを告げられた。
「はい!!」
83「まあ、よろしく頼むよ。」
ポンポンと私の肩を叩いて監督室を出て行った監督。
少し緊張した。嬉しい。
沖縄行きは3年目になる。最初の二年間は流石に一軍に帯同させてもらえるほど信頼されてなかった。
沖縄か。
開幕の足音が聞こえる。
ワクワクするな。
46「よっ。」
「うおっ!たくぞー!ビックリした。」
46「いやいや、驚きすぎでしょ笑」
「一軍昇格おめでとう。」
46「ありがと。よろしくな。」
沖縄に行けるメンバーは全員じゃない。
二軍降格。一軍昇格。
みんな、仲間だけどライバル。
大学の同級生でもあったたくぞーは、気心知れた仲だし、ずっと大学でも社会人でも努力してる姿を知ってるから一軍昇格は嬉しい。
まあ、特別扱いはしないけどね笑
50「俺もいるよー!」
「戸根ー!!!!!!!」
50「声でか笑」
00「俺も一軍やでー。」
「うわっ。可愛くもイケメンでもない吉川は間に合ってます。」
00「だから俺の扱い!!!まあ、尚輝の可愛さと光夫さんのイケメンには敵わんかもしれんけど...。俺やって悪くないと思うで。」
なんて、高校生みたいな会話だけど。
同級生が多いのは嬉しい。
30「A。」
「ぐーにー!」
30「行ってらっしゃい。気をつけて。」
「うん。ぐーにーも、焦っちゃダメよ。」
30「大丈夫。開幕までにAに会えるように頑張る。」
「なんかあったら、連絡してよ。宮崎なんですぐ飛んでいけるんだから。」
30「うん。ありがと。」
困ったように笑うぐーにーは、やっぱりちょっと弟みたい。
36「Aー!俺もすぐに会いに行くからなー!待ってろやー!!!」
「いや、お前敬語使えや!」
いざ、沖縄へ。
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作者名:ジャス | 作成日時:2019年2月7日 8時