零「7話じゃぞ♪」 ページ8
零side(遡ること50分。入れ替わり前)
「わんこ、わんこ」
我輩は喉が渇いたから、トマトジュースが飲みたくなった。
でも、日中は動こうにも動かんから、わんこに頼むことにした
わんこ「あぁ?んだよ。」
ギターの手入れをしていたわんこは、いつもよりご機嫌だった。
今なら、どんな頼み事しても良さそうじゃな♪
「我輩、喉が渇いたのじゃ。トマトジュース。買ってきてはくれぬかの?」
わんこ「……まぁ、今日は機嫌が良いから買ってきてやる。ガーデンテラスの自販機で良いよな?」
我輩、感激したぞい!
わんこが素直に我輩の頼み事を聞いてくれた!
「勿論じゃ♪なるべく早く頼むぞい」
………………………………………………………
昼休み終了間際
我輩、気分ルンルンで待ってたのじゃが……
わんこ、来ない
喉が渇きすぎてよくわからなくなってきた…。
我輩、そろそろお空にのぼるのかの…。
その時
ガチャ))
わんこ(?)「おいっ!吸血鬼ヤロ〜、生きてるか!?」
普段のわんこの声ではない、どちらかと言うと真歩の嬢ちゃんかの?
でもまぁ、我輩見捨てられてなかったのじゃな
わんこ(??)「ねぇ、晃牙君。朔間先輩寝てるんじゃない?」
なんじゃ、わんこの声じゃが口調が真歩の嬢ちゃんじゃのう。
2人で交換っこでもしておるのか?
若いのはいいことじゃわい。
「わんこ、待ちくたびれたぞ?」
真歩の嬢ちゃん「あっ!吸血鬼ヤロ〜!おら、買ってきてやったぞ。」
完璧に真歩の嬢ちゃんが喋ったのに、わんこの口調でトマトジュースを持っておる。
「どうなっておるんじゃ?2人共。」
わんこ(?)「…晃牙君…ボソッ」
「聞こえておるぞ。真歩の嬢ちゃん……」
真歩の嬢ちゃん(確信)「……え?」
我輩は目の前の2人を見て確信した。
「2人共、入れ替わったんじゃろう?」
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入れ替わりを知っている人
朔間零
月宮「8話だっ!」→←月宮「6話だよっ!じゃなくて…だぜ!」
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作者名:かやのん | 作成日時:2016年10月14日 21時