19 ページ19
真歩side
「晃牙君…」
晃牙君「…あ？んだよ。」
特に何があった訳でもない。
寂しかったのかな…
なんか、晃牙君のこと想うと胸が苦しくなる。
ろくに目も合わせられない。
両思いなのは分かってるの。
でも、晃牙君の好きな人でいられるか不安で…
晃牙君「おい…？どうしたんだよ。顔がこぇ〜ぞ」
でもそんなこと晃牙君に言えるわけないじゃん
「なんでもないよ…！」ﾆｺｯ
？「ん〜？あ、ちょっとあんたらぁ」
そこに聞こえた聞き覚えのある声
晃牙君「瀬名…先輩」
瀬名先輩「真歩とUNDEADの犬じゃん。最近よく一緒にいるよねぇ。」
そうそう。と思い出したかのように振り返り、
瀬名先輩「そういえばこの前廊下で倒れてたでしょ。保健室まで運んであげたの感謝しなよねぇ。」
「…え？保健室まで運んでくれた？」
晃牙君「ホントかy…本当ですか！？」
瀬名先輩「そんなに俺が人助けするの珍しいのぉ？ちょ〜うざぁい」
「ちっ、違います！」
晃牙君「ちげぇ〜って！」
そういうと、瀬名先輩は顔を歪めた
瀬名先輩「なぁに？あんた達。お互いの口調入れ替わってんだけどぉ？」
自分達を運んでくれた人を見つけた衝撃で、入れ替わりのことをすっかり忘れてしまった。
晃牙君「おい真歩…どうする？」
私に聞かれても分からない。
でも、今更誤魔化してもこれから怪しまれるだけ。
この状況を理解してくれる人を増やした方が私としては心強い。
「そうです、瀬名先輩。大神晃牙の中身が私で、月宮真歩の中身が大神晃牙です。」
そう言うと、瀬名先輩は目を丸くした。
でも、すぐに理解したように笑顔になった。
瀬名先輩「成る程ねぇ…今回はあんたらだったんだ。」
「知ってるんですか？」
瀬名先輩「俺を誰だと思ってんのぉ？」
晃牙君「瀬名泉。」
なんかこの二人の間に火花が散っているような…
気のせいな気がしない(((^_^;)
瀬名先輩「まぁいいや。相談とかのるから。」
「心強いなぁ。瀬名先輩」
晃牙君「そうかよ？」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
入れ替わりを知っている人
朔間 零 ＆ 瀬名 泉
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←月宮「16話だよっ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かやのん | 作成日時：2016年10月14日 21時
