助けてくれたのは

変わりたい ページ4

教室に入る
向けられる視線
1部から来る冷ややかな目
クラスメイトが私のところに来るけどそれは私のやった課題目当て

写したら返す、と私のノートを持っていったクラスメイトを見送ったあと

まふ「姫宮さんが昨日朱里ちゃんのこといじめたの？」

は？いきなりなに？
てかいじめられたのこっちなんですけど

『なんのご冗談を？私はそんなことしてない、』

坂田「嘘つくの辞めたら？朱里ちゃん泣いてたで」

泣きたいのはこっちだよ
それに愛野のやつまた嘘ばっかついてる

この2人はまふまふと坂田、愛野朱里が大好きな騙され男たち

『言いがかりやめて欲しいんだけど』

まふ「はぁ？朱里ちゃんが嘘つくわけない！」

朱里「まふくん、私はもう、大丈夫だから…」

愛野を庇うまふまふの横に愛野本人がでてきた
すすり声に少し泣きそうな顔を作ってまふまふの制服の裾をちょこんと掴んでいる

私はだんだん腹が立ってきて唇を噛む

坂田「何も言えなくなったってことは本当に姫宮さんが朱里ちゃんのこといじめたんやな？」

まふ「本当に最低だね…」

だんだんクラスがざわつく

あー何も言い返せない自分が嫌だ悔しい変わりたい

教室中の冷ややかな視線が全部こっちに飛んでくる中
冷ややかな視線じゃないなにかの圧を感じ後ろを見る

あ、昨日の…このクラスだったんだ…全然知らなかった

後ろを向くと昨日助けてくれた3人がこちらを見ていた

私はふと昨日言われた言葉を思い出す

「なら、次からは人に助けられる前に自分で戦いな」

自分で……

まふ「ねぇ、何かいいk」

私は言葉を遮って机を強く叩く

『だからっ！私はやってないって言ってるじゃん！見てもないのに人の言葉に騙されてて無様だよ！』

私の言葉が廊下まで響いたのか周りのざわつきがさらに酷くなる

ここまで言われると思ってなかったのかまふまふや坂田、そして愛野まで驚いたような顔をししていた

言い返せたのはいいもののこの空気に耐えられなくなってきた
逃げたいぃ………

すると、まるで私のその想いが伝わったのか誰が私の手を引いて走り出した

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