【文スト×ハイキュー】元マフィアの探偵は高校生を護衛するそうです

不安 ページ20

朝に…なってしまったか




実は今日は、




私が数学の授業を担当するのだ




まぁ、元々数学教師として潜入していたのだから




こうなる事は当然わかっていたが…




高校三年生というのは




就職する者、進学する者の2つにわかれる




だからできるだけ皆の頭に残るような




わかり易く、良い授業をしたいと思っているのだが…




国木田にアドバイスでもしてもらえば良かったな





そんな事を考えているうちに、学校についてしまった




『はぁ…』




「あ、水瀬先生!
おはようございます」





後ろから菅原くんが走ってきた




『えぇ、おはよう』




「…?先生、元気ないですけど
大丈夫ですか?」




『!…大丈夫よ、菅原くんは朝練?』




「あ、はい!」




『そう、頑張ってね!』




「ありがとうございます」




ニカッと効果音のつきそうな





爽やかな笑みを残して彼は去っていった




それにしても、




私のこの不安な気持ちを悟られてしまうなんてな





これも任務なんだ、不安だなんて言っている暇はない





それに、生徒に心配をかけてしまうなんて以ての外だ




余計な事を考えるな、



頑張れ、私

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