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「ジェラァアァアァァル！！！！」
無骨な剣を手にしたエルザが斬り掛かる。そちらに対応するすために、元の不敵な笑みを携えてAに背を向けた。
また、Aは魔水晶に手を当てる。
ジェラールの口から出た“ウルティア”という名の評議院の協力者は、しかと覚えた。
「貴様が利用してきた者たち全てに呪い殺されるがいい！！！！」と叫ぶエルザの声は痛々しい。
あとは贄としてエルザが魔水晶に取り込まれれば、Rシステムが作動する。
どんどん飲み込まれていくその体を見ながら、ジェラールはAの手をとった。その手元の魔水晶には、文字の羅列がある。
「...術式か。無駄な抵抗だな」
『そうでもないよ。あと少し』
エルザが分解されそうだと言うのに、彼の想像していたのとはかけ離れた落ち着きよう。
様子を伺う形でAを睨んでいる所に、さらに舞台の登場人物が増えた。彼はエルザを魔水晶から引っ張り出す。
「エルザは妖精の尻尾の魔導士だ。渡さねーぞ」
「ナツ...」
Aはナツがいつもの調子でエルザと話すのを見ていた。知っていたのか、信じていたのか、いづれにしても、
この場を離れろというエルザの訴えに、ナツは「やだね」と即答する。
何を言っても引かない様子のナツに、遂に涙を流して懇願した。
その顔を見て、身体が動かず寝そべっていたエルザを立たせる。
「エルザ、オレもお前を全然知らねえ。けど勝てる！！！！」
「がっ」
彼女の腹に深く沈む拳。意識を失ったエルザは、ナツの手を離れて倒れ込んだ。
動揺したジェラールの手も、Aから離れる。
「噂以上の傍若無人ぶりだな」
ナツは答えない。ただ黙って、エルザを見下ろす。
「エルザが、泣いてた」
拳が震えるほど、握りしめる。
「弱音をはいて、声を震わせていた。そんなエルザは見たくねえ。エルザは強くて凶暴でいいじゃねーか。
目が覚めた時、いつものエルザでいてほしいから、オレが戦うんだ」
「面白い。見せてもらおうか、ドラゴンの魔導士の力を」
それを皮切りに、ナツはジェラールに飛びかかった。
「Aもなんでそんな顔してんだ！！！」
似合わねえ！！と一喝され、Aは思わず小さく笑う。
『ナツ、時間を稼いで。いっぱい』
「おう、任せろ！！」
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練紅龍(プロフ) - 深月さん» コメントありがとうございます！長らくお待たせいたしました！！ (5月10日 15時) (
レス) id: 817163acd5 (このIDを非表示/違反報告)
深月(プロフ) - 更新楽しみにしていました！ありがとうございます！ (5月10日 8時) (レス) @page49 id: 0bd89f8317 (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - の〜さん（旧もこ）さん» 一つ前のコメントしてくださった方ですか！？返信も更新も大変遅くなり申し訳ありません...！ぼちぼちひり出していきます！ (5月9日 21時) (レス) id: 817163acd5 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 更新待ってました！！お疲れ様です！続き楽しみにしてます！ (5月9日 19時) (レス) @page49 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 私愛され大好物なので嬉しいです！フェアリーテイルのキャラ全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！ (6月13日 9時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
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