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ナツとジェラールの激闘を背に、Aは術式の配置を急ぐ。
途中、「これ以上Rシステムにダメージを与えるのはマズイ」とジェラールが口を滑らせた。一度倒れたナツは再び立ち上がって、魔水晶を破壊することも視野に入れて攻撃を再開した。なんたって、妖精の尻尾の魔導士は壊すのが大得意だ。
気が付いたエルザの、ナツを呼ぶ声がする。恐らく立っているのもやっとなのだろう。
「まだかA！！」
『ゴメン手こずってる！！』
彼女が相手にしているのは、多種多様の魔力の塊27億イデア。常人ならそれをどうにかできるはずがないが、Aが時間を稼げと言ったのだ。ならば、
「...まだ、倒れるわけにゃいかねえよな！！」
そこにある絶対的な信頼に、ジェラールはナツの息の根を止めるための魔法を放とうとする。
「__A」
不意に後ろからかけられた声に、Aは振り向こうとしたが、それを制された。
「前を向け。お前のやるべきことは何だ？全力で集中しろ。...お前の仲間とエルザは、俺が守るから...振り向くな」
『シモン...』
ふわりと頭に乗せられた手の温もりが離れていく。
彼はわかっていた。Aが何をしようとしているのか、それが手を離せないほどの大仕事だと。目が覚めたエルザがナツを庇うであろうことを。ジェラールがそれをものともせず、2人とも消そうとすると。
「ありがとな、A・エーオース」
天体魔法、
つぅーと、Aの頬を雫が伝った。
ナツが全ての思いを代弁するかのように、ジェラールを殴る。その反対の手には、破壊された魔水晶の破片。
彼は、エーテリオンを食べているのだ。
炎以外の属性も含むエーテルナノを食すことは、毒を口にすることとほぼ同義だ。
足元から食べていくナツを感じとったAは、まだ不完全な術式を発動させる。
『...いうこと、きいて』
グラグラと地面を揺らしながら、彼女の意思のまま、エーテルナノが動いた。ナツの下に移動させたのは、炎の属性を持つもの。
それは、彼女がエーテリオンを支配下に置いたという証明でもある。
いくらAといえど、時間をかけた術式といえど。この量と威力の魔力を操れるはずがないと思っていたジェラールは、Aを止めようと踵を返すが、エーテリオンを取り込んでドラゴンの化身を見せたナツに阻止された。
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もこ(プロフ) - 私愛され大好物なので嬉しいです！フェアリーテイルのキャラ全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！ (6月13日 9時) (
レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 練紅龍さん» いえいえ！無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年9月13日 15時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - マリイさん» なるほど...フェアリーテイルは本小説が最初で最後の予定ですが、なるほど...ユウカの魅力を引き出せるのか...考えてみます。 (2022年9月13日 12時) (レス) id: 817163acd5 (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - 奥山乃愛さん» コメントありがとうございます！話のもっていき方を努力しますが、どうしても取りこぼしてしまうキャラはいると思います...申し訳ないです...でも頑張ります！ (2022年9月13日 12時) (レス) id: 817163acd5 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - フェアリーテイルのユウカ・スズキの小説も書いて欲しいです ユウカ好きなのでラミアスケイルの (2022年8月26日 14時) (レス) id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
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