◎ 隣人さんの誕生日 ◎ ページ21
それはある日の穏やかな昼下がり 。
夢ノ咲学院普通科のガーデンスペースで
友達とティータイムをしていた時だった 。
「 ねぇ 、知ってる? 」
友人が言った
「 なにを 、? 」
それだけ言われてもわかんないですって意味を込めてじっと見つめてそう
質問した 。
すると友人は苦笑いしながら 、少し嬉しそうに 、
「 明日 、アイドル科のKnightsの王様 、月永レオくんの誕生日なんだよ 、! 」
そんな内容に思わず持っていた紅茶のカップを落としそうになる 。
そうやって慌てる私を見て不審に思った彼女 。
そういう所で勘が鋭いのだ 。
私がわかりやすいだけかもしれないけどね 、
「 あれ 、Aって アイドルなんて前まで興味なかったよね 、? 」
" どうしたの 〜〜 ? " なんて明らかに楽しそうに聞いてくる 。
「 べ 、別にたいした理由じゃないよ . .. ? 」
咄嗟に出た言葉 。
「 周りの皆についていけるようにアイドル科の勉強するようになっただけ ! 」
適当に言った嘘 。
バレませんように...なんて考えていると 。
「 あぁそういうことね! 」
と友人が納得してくれた 。
ほっと心の中で安堵の息をこぼす。
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作者名:瀬俐 . | 作成日時:2020年3月2日 21時