第34話:手と手 ページ6
なんなの?
今までさんざん私を
避けてたのに…
あ「急に笑わないでよ…」
ぼそりと聞こえ無いように呟いた
胸が苦しむから考えるのをやめて
教科書や机を直そうとした
教科書を集めようと手を伸ばしたとき
コツン
と頭に堅いものが当たった
見上げると
銀時が教科書を渡してくれた
しゃがんで私と同じ目の高さにしたら
また笑って「ほら」と渡してくれた
その顔がなんだか切なそうに見えて
受け取ることがすぐにできなかった
そしてなぜだか…
受け取ろうとした教科書をそっち向けに
銀時の手を握ってしまった――。
銀「A…?」
あ「ぁ…」
銀時の声ですぐに手を離した
私…一体何を――?
あ「ごめん…あと、ありがとう」
怒られるのも覚悟の上で
そのまま科学室に行った
途中止まって握った手を見た…
あ「どうして…」
あの感情が溢れるの――?
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杏沙紀(プロフ) - あしゅかさん» かなり前の話なのに読んでもらい嬉しいです!ありがとうございましたm(__)m (2013年12月21日 20時) (レス) id: faa0183e9c (このIDを非表示/違反報告)
あしゅか - 切なくて面白かった( *´艸`)最高っす (2013年12月21日 20時) (レス) id: 110625028e (このIDを非表示/違反報告)
みるさぁ(プロフ) - いやぁぁ!!続編!!超嬉しい!超読みます!←更新頑張って下さい(((o(*゚▽゚*)o))) (2013年6月10日 22時) (レス) id: c9cba6c271 (このIDを非表示/違反報告)
瑠唯(プロフ) - 全然ww 投稿するのは当たり前っすよ// (2013年6月10日 22時) (レス) id: f77ee2404e (このIDを非表示/違反報告)
杏沙紀(プロフ) - 瑠唯さん» いやいや;投票ありがとうね!! (2013年6月10日 22時) (レス) id: 32e8078a92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏沙紀 | 作成日時:2013年4月23日 22時