その1、さっさとキス以上させろっての!!【高尾和成】

stop!×2 ページ4

「あー、うん。いーよ。付き合うか」


私、夢だと思いました。

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憧れの先輩に告白をOKしてもらえるなんて・・・

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あのあと、私は先輩と帰りたくて、体育館のとこでずっと待ってた。

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高尾先輩は、バスケをしているときが一番かっこいいです. . .

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汗を手で拭う先輩. . . ｷｭﾝってしましたっ!

私、いいんでしょうか？

こんなにかっこいい先輩とお付き合いなんて. . .


『よおっ！リア充がっ！』
『お幸せにー！』

貴「きゃっ！」

お友だちにいきなり、背中を叩かれた。

この子達は、さっき告白に行くときについてきてくれた子達です。


『一緒に帰るの？』


貴「う、うん. . . 」

『がんばんなよー？ほら、肩の力ぬいてー！』

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『あ!終わったみたい!』

『いってきなよー!』


そういって、私だけ置いて、どこかにいってしまう2人。
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先輩が楽しそうに笑いながら体育館を出てきた。

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貴「あっ、た、高尾せんp」

ﾄﾞﾝｯ

目をつぶったまま行ったら、高尾先輩に弾き飛ばされました(泣


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高「ごめんごめん、気づかなかったわーwwwんで？なに？なんかまた用？」

貴「えと、あのっ、先輩. . . わ、私とっ」

緑「何をしているのだよ高尾。さっさとじゃんけんして決めるぞ」

高「へーへー、じゃな!また明日!」

貴「え!?せ、せんぱ、い. . . 」

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高『じゃーんけーんぽんっ！. . . うあああっ!!また俺の負けかよ!!』


緑『さっさとこげ』


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え？

ポツンと体育館前で一人になってしまった私。


頭のなかが真っ白。


そして、なんだか、すごく、悲しい. . .


『ええええ!?先輩ひどっ!!』

『彼女置いて、友達と帰るとか、ありえねー!』

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分かってます。


高望みしてはいけないってずっと前から知ってますから。


これは、ノーマルなのです。


ちょっと切ないけど。高尾先輩だって友達といつも帰ってるんだから、きっと、これが普通なんだ。


. . . そういえば、私、高尾先輩のメアドも知りませんね. . .


明日は、もっと、積極的に行かないとですね。

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