【ダイヤのA】～Change myself IV～【御幸一也】 (ページ29)

今日:30 hit、昨日:1 hit、合計:35,954 hit

164.お前の姿を… ページ29

～御幸～
倉持「月見里が投手かよ…ストライク入んのか？ヒャハッ！」

『入ったら奇跡ってレベルだよ…』

御幸「本人はあぁ言ってるけどよ、甘く見るな俺の知ってるAは稲実の鳴そのものだ」

ゾノ「な、成宮やと！？」

御幸「あぁ…厄介だぞ、かなりなw」

元々Aのピッチングフォームを鳴が真似した事は知ってる。球種も殆ど鳴と同じだから、
ただただバットを振って打ちに行く事だけは避けるべき。それでも、今はただAのマウンドに立つ姿を見る事ができて正直喜びが隠せない

倉持「何笑ってんだ！何か対策しねぇと後々面倒だぞ」

御幸「いや、ここ最近早めに帰ってたのが今日のためのピッチング練習なら今言った事を軽く上回るだろうと思ってな」

「「「………」」」

御幸「しかも、捕手はクリス先輩だからな」

沢村「月見里先輩！先頭バッターへとフォアボールは最悪！且つ、このチーターを塁へ出すとさらに面倒ですよ！気をつけてください！大丈夫、月見里先輩はクリス先輩のミットを信じて投げれば…！」

「「「お前はどっちの味方してんだよ！」」」

倉持「ってか誰がチーターだ沢村！」

『沢村くんありがとう！でも、コントロールは自信ないからみんな頑張って避けてね？
(^言^)』

目を細めて作り笑いをするAの顔はいつ見ても亮さん並に怖い

沢村「ピ、ピッチャー腹黒いよ！？デットボール気をつけろ！！」

伊佐敷「るっせーぞ！！オメェらあーだこーだ言う前にそいつのボールがバットに擦りもしなかったらフルボッコだかんな！！」

結城「昨日純からほぼ全打席三振を取っただけの事はあるな。球威、球速は成宮程はない…せいぜい120キロ後半だろうな。だがフォームが全く同じだからどの球が来るのか予測がつかない」

亮介「それでもコントロールは悪いからしっかり見れば簡単に四死球連発するでしょ？」

『先輩方…鼓舞させるか貶すかどちらかにしていただけませんかね…？』

亮介「あ、月見里もストライク入らない前提があるんだった…みんなー肩つくっといてね」

『…よくわかりました…』

もう笑い方が半ギレの亮さんのそれを超えてる気がする…

春市「兄貴…なんでいつも月見里先輩にあんな突っ掛かるんだろう…」

沢村「い、いつもの優しい月見里先輩じゃねぇ！！」

降谷「オーラが禍々しい…！」

沢村「月見里先輩カムバック！！」

昔から誰よりもお前を側で見てきた、だから俺にはわかるよ。今まで野球をしてきた中で一番輝いてる。