【ダイヤのA】～Change myself IV～【御幸一也】 (ページ14)

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149.先輩達の背中ページ14

亮介「はいこれ…俺の予備のユニフォーム」

「…これでも少し大きそうですね…もう少し小さいのないんですか？」

丹波「亮介は最初から少し大き目の練習着を買ってたからな…」

亮介「丹波？(^言^)」

「そうだったんですか、なら仕方ないですね…これで我慢しましょう…」

亮介「お前も何さらっと受け流してんの？」

先輩に呼ばれたから何かと思えば、ユニフォームを貸してくれるとのこと

正直、昨日散々投げたから筋肉痛…なんてことは言えないので黙っておきます

「しかし、ユニフォームを貸していただけるだなんて…思ってもみませんでした…」

夏の準決勝、決勝と他のマネージャーの人達がユニフォームを着て応援している中

私は制服だった…決勝戦では一也が帽子を貸してくれたけど…

やっぱり、一体感に憧れるというか…羨ましいとは思った…

亮介「まぁ、じゃなかったらその制服でやりそうだったからさ…みんなで話して俺の貸すことになった」

結城「制服でも問題ないとは思ったが…みんながな…」

伊佐敷「いや、哲…よく考えてみろよ
男ならともかく、女子だぞ？」

結城「はっ！？すっかり忘れていた…」

「結城先輩…それ制服がスカートってことをですか？それとも私が女ってことをですか？」

貴子「まぁまぁ…落ち着いてA…」

楠木「月見里が殺気放ったところ久しぶりに見た気がする…」

亮介「俺は会うたびに見てる気がするんだけど…どういうこと？」

「それは亮介先輩が悪いんじゃないですかね？」

亮介「月見里…俺…先輩…」

「身長的には同学年に見えますよ？」

亮介「…いい度胸してんじゃん」(^言^)

伊佐敷「亮介！？抑えろっ！！その黒いオーラをしまえ！！」

増子「ウ、ウガッ！？」

結城「亮介、気にするな…男子の成長期はここからだ！！」

伊佐敷「哲においてはフォローになってねぇぞ！？」

貴子「亮介…あんたそうやって突っかかるからいけないんじゃないの？

Aも、亮介の言ってることいちいち気にしてたらキリがないから適当に流しておきな」

「いつもすみません…もうなんかこれが挨拶みたいになってしまって…」

クリス「月見里は恐れを知らんな…」

宮内「恐れを知らんというか…扱いに慣れてるというか」

扱いって…宮内先輩…一応私は後輩ですよ？←

片岡「両チーム、整列！！」

結城「さぁ、行くぞ！」

…グラウンドへ走っていく先輩達の背中は、今となっても大きくて変わらない安心感がある…